『紺青の鬼』のレビュー
"浅彫りの様な"と例えても、この作者の場合悪い意味にならないだろう。淡々とした作風。個性を強く出さない人物たち。ともすると印象が薄そうな物語の中に、しかし確かに埋火のようなものが見える。自分の気持ちが自分の自由にならない苦しみ。そのリアルさが、煩悶とともに読み手まで伝わって来るように感じられた。
2021年8月9日
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4
自分は最後を先に見る。未完だったり終わりがあやふやな作品は見ないことにしている。で、最後だけを見た限りでは、良いドラマだった。人の思いというのは口先だけや衝動的行動では動かないということなのだろう。【心】が伴わなければ、それは上辺だけの飾りに過ぎないのだろう。次に、1話目を見たが、人は【色恋沙汰】が絡むと、まさしく、【鬼】になるのだろう。これは何も大人だけの問題ではない。時と場合によっては、【子供が虐待や死】に追いやられることもある。ニュースにもなったので知っている方もいるかもしれない。女と男は遊びたいが故に、子供たちを部屋に閉じ込め【餓死】させたというものだ。痛ましい事件だった。当人たちは刑期を終えれば出て来るだろうが、恐らく、【餓死させた】ことすら気にもしていないだろう。上辺だけの贖罪で繕うのだ。裏に隠された【貌】は【般若の面】を被り言うのだ。【お前たちがいなければ私は幸せになれたのだ】とね。これこそが本音なのだ。
2021年6月12日
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68
どのお話も、途中まで凄くドキドキしながら読んでましたが、最後がアッサリしていて少し拍子抜け。物語自体は好みなので、もったいないと思いました。
2021年2月5日
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2
すれ違いや秘密をかかえた恋の作品集。きれいにまとまりすぎな感もありますが、一人ひとりの心の動きがひしひし感じられる静かなお話です。
2021年1月26日
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5
どの話も、展開が読めなくて面白かったです。
特に最後に話が好きです。
選んでくれてありがとう
2018年7月31日
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89
1話目が面白かったです。
2017年9月16日
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0
各話共に結末がアッサリし過ぎと言うか...途中の時点で結末が判ってしまう感じで少し残念でした。
2017年9月15日
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9
初期の頃の作品かな? それなりに面白かったです。
2017年8月29日
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6
「メモランダム」のラストに自分の歳を感じた(笑)
好きー!だけでは生活は成り立たない現実。
お伽話では、結ばれて万歳!だけど現実では生活のギャップもある訳。
でも、自分が10代の頃ならヒロインが酷〜い!とか言ってそう。
寂しいような…苦笑い気分。
2017年6月13日
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31
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