『殺す月 KILLING MOON 曽祢まさこ傑作集』のレビュー
他サイトのレビューが軒並み良かったのですが・・・私的にはあまり刺さりませんでした。短編集「わたしが消える時」「鬼が来る!」のような、ブラックな、救いがやや少な目の話が多くて、特に他サイトでは人気のあった表題作(しかも何人かが実話と勘違いしていた!w)が一番「えぇ・・・」っていう印象でした。だって目の前でとんでもないことが起こっとんのに、主人公たちみんなめちゃくちゃ冷静で、泣いたりパニクったりうろたえたりがほぼ皆無。いやいや君らドライすぎな?でも「春を夢みて」のオチでぐおぉおぉとなったし(これ、しかもめっちゃタイムリーな話題ですよ・・・某RのPのせいで他人事ではない)、「イブが見ている」はすごく良かった!うるっときました。あと「魔ヶ淵の公園」におもっくそイケメンなのが1人出てきたので(そこかぃ!)、この公園の話自体もイブの次に好きだし、ホントは★2の気分だったけどこれらの点を踏まえて3つにしました(テヘペロ)。でも351ページもあるんですよこの作品集。紙書籍なら自立しそう。なのでお得感はすごいと思います。そういった意味でも、気になる方は買って損はないと思いますよ。
2022年11月12日
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