『SLOW STARTER』のレビュー
短編集、群像劇風な心に残る作品。。超ライトBLが1作 他はヒューマンドラマ風 微ホラーもの 友情もの とプロバンス的な、少し古い作品ですね。短編での起承転結が素晴らしく、読み始めからグッと引き付ける構成と、読後に余韻が残り…自身で行間を埋めるため再読したくなる魅力があり、良かった！
2023年8月10日
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明日の約束、よかったです
2020年4月2日
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4
語彙力皆無なので、的確なレビューができない者なのですが…読み終わった後なんとも言えない気分になりましたので、へたくそでも書きたくなってしまいました。敬体と常体混じってます、ごめんなさい。
表題作の『SLOW STARTER』は、私は印象が薄かった。一番BLっぽくはあり。
２作目の『明日の約束』は切ないがいい話。父子愛という感じ。白い子供は十二歳になったら村の守り神にする為に命を絶たれる、その村からムルムルを救い出し…元々白い子供は短命で、十六歳までムルムルは生きた。一緒に過ごした期間は４年程だが、２人にとって意味のある幸せな期間だったろうと思う…。
BLとしてみるなら、カプは３作目の『私立棘抜学園』の四郎と三平が好きでした。はじめにチョイ絡みがあるだけで、早々に四郎が死んでしまうので、三平との関係性が読者には薄いまま進行し、危機を霊体になった四郎に助けられるが、そこだけですぐに昇天してお別れ。もうチョイ、クールな四郎と元気っ子？な三平の絡みがみたかった。短編だからしょうがないですが。
読後、なんとも言えない気分になり、強烈だったのは『めまい』。表紙絵はこの２人ですよね…!?表題作の２人ではなく。なぜなのか。
鬱展開で、最後まで救いがなく悲しいです。なぜ哲雄は本当は両親を殺していない（これは物語の最期、哲雄が死んでから発覚することなのですが）のにも関わらず、幸太郎に「一緒に逃げてくれよ」と言ったのか。哲雄が自殺したのは、幸太郎が自分の為に殺人を犯させてしまったからなのか。自分は両親を殺していないことを幸太郎に話せば、思い詰めず幸太郎は金を奪うため殺人を犯さなかったかもしれないのに、自分も自殺しなくてよかったかもしれないのに。
哲雄は、幸太郎に「てっちゃんはいいな大きいし足も速いし頭もいいし」と憧れられていたが…
『もう大きくないし足も速くない 頭もわるい』この冒頭の哲雄のモノローグ、切ない。
なぜ哲雄の両親は殺されたのか、たまたま目をつけられた無差別殺人なのか。
『オレ、幸太郎好きなんだ』『だから幸太郎に言ったんだ』
哲雄はどういう意味合いで言っていたのか…
犯人が哲雄じゃなかったと、発覚してから聴くこの台詞はまた違った意味に聴こえて一層切ない…
最後はめまいで幸太郎倒れた…？
鬱展開でただただ悲しいし、後味悪いが…めまいが一番良かった。
ネタバレを含みます
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2019年7月21日
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5
これはBLというよりは、少年・青年漫画の要素が強かったですね。絵柄はちょっと古いけど画力あるなぁという印象。表題作が1番BLっぽくてキュンキュンしました。全体的に恋愛色は薄めなんだけど、雰囲気があって心に余韻が残るというか…。短編だから成立する部分もあるけど、たまにはこういうのもアリだなぁと思いました。
2019年7月2日
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