M・A・O様
上方落語にはどんなイメージがありますか?本作の出演前後で上方落語に対するイメージは変わりましたか?(上方落語→落語でも可)
⇒上方落語には、陽気で賑やかというイメージがありました。原作を読ませていただいて、どういう理由があって「ハメモノ」という音の演出があるのかということも知り、より楽しく演じさせていただくことができました。
作中で落語を話すシーンが多々あり、言葉遣いや言い回しなど難しそうな印象があるのですが、実際に演じてみて いかがでしたか。また、落語を話すシーンで意識されたことがあれば是非教えてください!
⇒収録が始まるかなり前のタイミングで、スタッフさんから落語に関する資料をいただいていたので、事前に勉強することができました。まめだちゃんは今まで一度も落語をしたことがないという設定のキャラクターなので、元気よく楽しそうに噺をする!ということや、だんだんと成長していく過程を意識して演じさせていただきました。
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』の見どころは?
⇒落語のシーンにぜひ注目していただきたいです。噺の演じ方についてとても丁寧に監修していただいたり、音楽や視覚的な演出も見どころだと感じています。アニメの最後に毎回そのお話に出てきた落語の演目や用語を、分かりやすく解説するコーナーもありますので、合わせてチェックしていただけるとうれしいです。
作品の中で、「化ける」ことができるのであればどのキャラクターになりたいですか?
⇒まめだちゃんに化けることができれば、狸の姿にもなれるでしょうか?! まめだちゃんに化けたあと狸の姿に戻り、自分の尻尾をモフモフして癒されたいです(笑)。
幼少期「大人を化かす」ことに成功した経験はありますか?
⇒大人を化かしたことはないのですが、弟と遊んでいる時にふざけて気絶した振りをして泣かせてしまったことがあるので、二度としないと心に誓いました。
逆に「芸で化かされた」経験はありますか?
⇒ジャンルを問わず、面白い映画や舞台などを観た後はその世界に引き込まれた感覚が残るので、いつも化かされているなと感じています。
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』を楽しみにしている皆様へ一言!
⇒原作の優しく温かい雰囲気がアニメではどのように描かれているのか、楽しみにしていてください!そして、いつか人間を化かしてやりたいという想いを胸に奮闘するまめだちゃんの姿も、最後まで見守っていただければ幸いです。どうぞ、よろしくお願いします!!
山村響様
上方落語にはどんなイメージがありますか?本作の出演前後で上方落語に対するイメージは変わりましたか?(上方落語→落語でも可)
⇒ザ・エンターテイメントというイメージがあります。大変な日々を生き抜いていく人々を、体ひとつで笑わせたり驚かせたり怖がらせたりする、まさにエンターテイメントの職人だなと感じます。お囃子があったり見台を鳴らして音を立てたりと絢爛豪華な印象もあって、目でも耳でも楽しませてくれる素晴らしい文化だなと思います。今までは落語ってとても堅い世界なんだろうなと勝手に思っていたのですが、上方落語の世界を少しだけ拝見して、思っていたよりもフランクで敷居低く飛び込めるものなんだなぁとイメージが変わりました。
作中で落語を話すシーンが多々あり、言葉遣いや言い回しなど難しそうな印象があるのですが、実際に演じてみて いかがでしたか。また、落語を話すシーンで意識されたことがあれば是非教えてください!
⇒出来る限り色んな方の上方落語を聴いてみました。演じる落語家さんによって同じ話でもガラリと雰囲気が変わるものもあるので、一つの演目を色々聴き漁るのが面白かったです。 文狐として演じるならばどんな雰囲気になるだろうかと考えながら聴いたり、一緒に口ずさんだりしていました。
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』の見どころは?
⇒上方落語を知らない方でもアニメを観ることで気軽にその世界を覗けて、個性溢れるキャラクター達の様々な落語や人間模様が勢いよく描かれていくところが素敵だと思います。特に落語シーンはアフレコ時に2週かけて師匠に聴いて頂きながらじっくりと丁寧に作り上げて頂きましたので、ぜひ楽しんで頂きたいです。 声や音、動きがつくことにより、より上方落語の雰囲気やキャラクター達の表情が伝わるのではないかなと思います。
作品の中で、「化ける」ことができるのであればどのキャラクターになりたいですか?
⇒まめだになってみたいです。そして更にたぬきバージョンのまめだになって、あのしっぽを自分でもふもふして楽しみたいです(笑)作品以外だと、猫に化けて毎日のんびり自由気ままに過ごしてみたいですね。
幼少期「大人を化かす」ことに成功した経験はありますか?
⇒昔も今も嘘がつけない性格なので、うまく化かせたエピソードはないですね…(笑)
逆に「芸で化かされた」経験はありますか?
⇒以前舞台に立たせて頂いたことがあるのですが、その時に怒鳴りつけられて震え上がるシーンがあって。怒鳴る側の役者さんのお芝居が本当に気迫が込もっていて恐ろしくて、本気で震え上がった時に「あ、今この物語の世界で生きていた」と感じたことがありました。お芝居に化かされ、そして生かされました。
アニメ『うちの師匠はしっぽがない』を楽しみにしている皆様へ一言!
⇒原作陣・アニメスタッフ陣・キャスト陣みんなにとても愛されている作品なんだなぁと改めてしみじみ感じています。そんな愛を沢山注がれたこの作品に、今度は観て下さる皆さんの愛が更に更に注がれて、より深みのある作品になっていったらいいなと感じています。 日々を懸命に生きている皆さまがこのアニメを観て下さる時、少しだけ現実を忘れて、楽しく化かされるようなホッとするような、そんな時間になったらいいなと思っております。