作品は既に一通り読んだけど、俺個人の感想としては「作者“らしい”作品だな」と思う。作者がお得意とするSF作品が好きな方は楽しく読める作品じゃないかな。ただ、難点としては…『アウトランダーズ』にも通じる部分だけど、(物語の途中で)消えてしまうキャラが多いところかな。「消す必要ないんじゃないの?」というキャラが消えてしまうんだよね。まぁ(悪い言い方だけど)キャラを消して自己犠牲の感動を狙ったとしてもそれは“お涙頂戴”に過ぎないよ。学者だっけ? あのキャラ、何気に良い味を出していたキャラだったから、消さないで欲しかった…。