おそらく大多数の方は表紙の人が受けだと想像されるかと思うんですが、どっこい、攻めです。寡黙で不愛想なのに、ピュアッピュアで真面目で、一途な純情青年(攻め)が赤面しまくりながら、遊び慣れた感のある先輩(受け)に翻弄されつつも、だんだんとカッコいい攻めらしく・・・という感じの本作。お互いがお互いに出会うことで自分の中で不足していたパーツがカッチリと埋まっていき、自分自身と向き合い、双方一歩前に踏み出すとともに、人間的にも成長していく・・・こういうのが読みたかったんです!2人のキャラにもすごく好感が持てるし、イケオジも出てきます(じゅる)はっ!いかん(拭う)。あの愛の言葉は本当に不意打ちだった・・・ウルっときたし、男性が泣くBL自体はあまりにも非現実的でもともと好きじゃないんですが、本作は全然そんな風に思いませんでした。吉尾さん作品の中では断トツで「叶わぬ恋の結び方」とその続編「繋いだ恋の叶え方」が好きなんですが、同じくらい本作も好きです。もう何回読んだか分からないぐらい。超おすすめ。年下攻め・童貞攻め・赤面攻めが好きな方、必見ですよ!あとTKBがめちゃくちゃ綺麗(そこかぃ!w