複雑でバラバラな家族の話。主人公シャドは毒親育ち。小さいときに必死に好かれようとしていて痛々しい。こんな風に育てられた人は多いと思う。弟アランは毒親を乗り越えたのか、大した男。この人が家族の危機を繋いだ。例え血縁関係のある兄弟姉妹でもお互いがそうあろうとしなければ関係はもろく、崩れ去る。アランはどこで学んだのか、シャドと兄弟でいるための努力を惜しまず…と思ってたら愛だった。兄への憧憬そして性愛へ変化。シャドと電話してたときに抱いてた女はシャド似のブラックショートヘアだったってアレ伏線⁈アランは高いI.Qをムダに使うヤバい男でした。まぁそうか、この家庭で一人だけマトモに育つわけがないんだ。ラストはシャドが兄として、マクファーソンの家長としてタッチダウンをキメました。やー、おもしろかった。人って誰しもいびつよね。