C*****さんのレビュー
Darling!~母とプーさんと僕~
色々と問題がある母子だけど、猫がいる事で絶妙なバランスを保っていて、愛情溢れるいい関係になっている感じでした。
序盤から中盤は、同級生の女の子の発想がクレイジー過ぎて、こんな子が身近にいたら怖いなと思いました。
2018年2月21日
20
口福のひと
2000年間近頃の作品のようですが、エピソードとなっている食材が、現在注目を集めていたり、広く流通されていたりしているので、農業、漁業、酪農、養蜂他様々な食材に関わっている方々の努力は、とてつもないものだったのだろうなと思いました。
この作品では、全く触れていませんでしたが、輸入が止まる事はないとでも思っているのだろうか...
世界情勢が変われば、ほぼ輸入に頼りきっている日本は、一気に食糧難になると思うのですが...
日本で懸命に自給率を上げる努力をされている皆さんに感謝し、無駄にたくさん買わない、残さないようにしていきたいと思います。
2018年2月18日
31
美咲の器 DX版
萩焼は、1604年に毛利輝元が、朝鮮人の李勺光と李敬兄弟を招致し、城下で御用窯を築いたはずですが...
この作品では、それ以前に起こった豊臣秀吉の朝鮮出兵(慶長の役)で無理矢理連れてこられたとなっている。
朝鮮出兵の帰りに、数人の有名な陶工を連れてきたそうだが、多くの無名だった人々は身分制度が厳しい朝鮮で下位に位置している職業だったため、生活苦で自ら日本に行きたいとついてきたそうです。
当時の日本では、朝鮮の器に人気があり、丁重にもてなされていたそうで、徳川家康の時代に帰りたい者は朝鮮通信使と共に帰らせようとしたが、大半は日本の待遇の良さと、好きな焼き物を作れる楽しさから帰らず、家族を呼び寄せた人たちも多くいたそうです。
度々、日本の焼き物ネタで皆が皆、無理矢理連れ去られたかのように表現する方がいますが、本当にそうなら、これだけ焼き物に貢献していないでしょうし、子孫の方々にも失礼だと思います。
あと、ストーリー展開や焼き物についてなど読み応えがあって、とても良い作品ですが、主人公の年齢は、ラストの人物と出会うために設定されたのかと思いますが、両親や焼き物界の重鎮や有名な陶工が、何十年もかけても辿り着けないものを、たった4~5年で次から次に完成させてしまう設定は、かなり無理があり過ぎかなと...
2018年2月18日
16
白昼夢
今回の短編集は、“生”をテーマにしている作品が多い感じでした。
この作品集を読んでいて、生きる事について改めて考えさせられました。
動物愛護の精神は持つべきだと思いますが、近年では、鯨やイルカ、犬や猫など可愛いと言われる動物を食す国の文化は批判するのに、魚介類や牛や豚や鳥、鹿や猪や熊、ワニや蛇や蛙、猿やカンガルーなどを食す事には騒がない。
そんな偏った思想の団体が増えている。
植物愛護団体とか出てきたら、騒いでいる人たちはどう考えるのか知りたい。
命を食べる事でしか生きられないのだから、日々感謝して残さず、乱獲せず、維持する事を守っていくしかないのではないかと考えさせられます。
2018年2月17日
31
ふつつかすぎる嫁ですが
「女の幸せ=専業主婦&子育て」とか「男=仕事優先&出世&家事子育て不介入」
昔は、無理矢理型にはめた思想を押し付けていたから、熟年離婚が増え、女性の社会進出が盛んになった。
そして、現在は仕事が好きな女性だけではなく、生活のため仕事をせざるを得ない妻も増えている。
なのに、家の事や子育ては女の仕事と考える男や舅姑が多い。
この作品を読んでみて思ったのは、男だろうが女だろうが、人には向き不向き、得意不得意がある事を社会全体が認識する事で、夫婦がお互いに歩み寄れる環境になる未来が作れたらいいのにと思いました。
2018年2月12日
18
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