jv5********さんのレビュー
お義兄ちゃんを〇〇したい
子供に相談もなく親が再婚したため義理の兄妹の生活が始まってドッキドキ!的なご都合主義ラブコメかと思いきや、予想外にシリアスな要素も。しかしそういうテーマに挑戦するには作者の筆力が圧倒的に不足してる。これならご都合主義ラブコメの方がいくらかマシ
2022年11月13日
5
君が僕らを悪魔と呼んだ頃
記憶を失くしたいじめの加害者が自身の過去の罪を探るという、いじめをテーマにしたマンガの中ではかなりの出色。展開も迫力がある。ただ、他の人も指摘しているけど、手の穴がなあ…他の暴力描写が割とリアル(中高生にそんなことできるかよってのは別として)なのに、そこだけホラーかファンタジーものみたいな設定で、最後まで気になり続けた。象徴的な意図を込めているのは解るけど。
2022年3月21日
0
爪痕―それでも結婚、続けますか?―
マンガにおいて画力は絶対的な要素ではないと思いますし、実際画力が低くても面白いマンガは沢山ありますが…ここまで男も女も、大人も子供も同じ顔だと、描き分けする気ないのかなと思ってイラっとします。ストーリーは、おばさん向け週刊誌に載ってそうな退屈なもの。
2022年3月19日
3
ゆうひが丘の総理大臣
【注意】主人公である男性教師が、電車内で女子中学生に痴漢するシーンから始まります。その後、反省したり謝罪したりする様子がないままストーリーが進みます。この時代はこういうのが読者へのサービスだったのでしょうか…?
今ほど女性への暴力が問題視されていなかった時代の空気が反映されただけで、作者が特に性差別的という訳ではないのかもしれませんが、逆に考えれば今さら読む価値がある作品でもないですね。
2022年2月1日
34
あるまいとせんめんき
【注意】途中で猫が死にます。そういう場面が苦手な人は見ない方が良いと思います。
ヒロインによると、時代は1979年。平成まであと10年というタイミングですね。この時代の少女漫画の雰囲気を知る歴史的資料としてなら価値があるかも知れませんが、それ以外は全然。
何の勉強してるのかすら定かではない大学生男女が、モブに邪魔されたり応援されたりしながらイチャイチャラブラブするだけのお話です。
現在とは価値観が違うのは理解していますが、妊娠の際に「男性の方が悩んでる」「女性は男性によっかかれば安心」「男性だけが大変になる」と女性キャラに言わせてしまうのは、さすがにドン引きました。
2021年7月17日
7
夫を捨てたい。
最初の数ページを読んだ限りでは、夫さんの成長しなさ加減に「ないわー」と言いたくなりました。しかし捨てたい別れたい夫のどこが好きだったのか思い出せないと愚痴りながらも2人目3人目を生んでることを知った時点で、作者さんに対する「ないわー」が勝ちました。
あと、この手のマンガ全てに言えることなんだけど、子供のプライバシーを含む事実を、自分に都合よく脚色しつつ承認欲求を満たす材料にするのって、ソフトな精神的虐待じゃないですかね。子供の立場じゃそういうの描くの止めてよって言い難いし。ほのぼの系の内容ならまだ許せるとしても、こういうの子供が読んじゃったら、お母さんは本当はお父さんと別れたいけど自分たちがいるから別れられないんだ…と謂れなき自責の念を抱くんじゃないですかね。
2021年6月13日
3
[poor] (プア) ゼラニウムの誘惑分冊版
【注意】作者の郷田マモラは過去に強制わいせつなどで有罪判決を受けています。そういうのが気になる人は読み始める前にググってみてください。
極度に記号的な絵柄と、説明口調のセリフで長々と心の闇について考察する郷田マモラ独特の作風を受け容れられるかどうか。そこさえ乗り越えれば、登場人物はそれぞれ存在感と説得力があり、ストーリーも破格に面白い。
以前の「モリのアサガオ」は死刑制度にフォーカスした意欲作で十分に面白かったが、「こいつ人殺しだけどカッコいいだろ、共感しちゃうだろ」という主人公の描かれ方が若干鼻につくことがあった。今回はどの登場人物も共感できる部分と目を背けたくなるような部分の両面が描かれている。
壁に激突するか崖から落ちるかのどちらかしかないのは解っているのに、アクセルを踏み続けずにはいられない、そんな感覚の物語。
2021年3月16日
48
女子高生に殺されたい
最後まで一気読みしてしまいました。緊張感のある展開と本格的な謎解き。長すぎず、無駄な場面もなく、オススメです。
ただ、「好評なら続編描きたいな~」という匂わせを感じるラストと、ラノベっぽいタイトルは減点対象。
2021年3月5日
66
キーチVS
当時の日本の政治と社会の動きにほぼリアルタイムで呼応しながらも、大きく破綻も脱線もすることなく最後まで描き切った作者の力量に感服です。途中で何度も、子供編で止めておけば良かった、そうすれば自分の中でのキーチは英雄のままでいられたのにと思いながら、それでも最後まで見届けなければいけないという気持ちに駆られてしまいました。
凄惨なラストはある時点からは予想できていたもので、こうでなければ却って読者の信頼を裏切ることになってしまったと思います。それでもキーチが忌み嫌った「現実的な」損得勘定のさらに上(下?)を行く、妄想と憎悪に飲み込まれた近年の現実世界をキーチが見たら、彼がどんな怒りを抱くかを知りたかった気はします。
2021年2月18日
17
おとなりボイスチャット
あれでしょ、ありがちなご都合主義ラブコメ…と思いつつ読んでみたら全然違ってて、良い意味で裏切られました。
元々コミュ障気味だった主人公が、ほんの少しの下心とヒロインを孤独から救いたいという純粋な気持ちから成長していく様子や、ヒロインが善意を受け取ることを怯えながらも少しづつ心を開いていく様子が丁寧に描かれています。
サブヒロインが凄く良いキャラで、最終的には彼女なりの幸せへ向かって邁進しているようで安心しました
絵は少し拙いけれど、嘘くさい演出もなく最後まで気持ちよく読めました。
2021年1月24日
20
殺し屋、出勤中。【単話版】
「極〇夫道」のような、下らない話を超絶画力で笑わせるタイプかと思ったら全然違った…
コメディとしては滑ってる場面が多いし、サスペンスとしては突っ込みどころが多い。多分続きは読まないと思うw
2020年12月8日
3
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