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r*****さんのレビュー

1勝22敗1分け
たまに見かける、ワザと"盛大に間違ってる"スポーツ漫画の一作。弱小野球部員たちが、あり得ない相手と、ツッコミどころだらけの試合を繰り返す。呆れはするけど、スベリ芸みたいに笑える気もするし意外に捨てたもんじゃない…かも。[マンガonウェブ]♯425に15話、その後も21話まで続きあり。
2024年4月16日
THE 3名様 ~壊れかけのド深夜編~ 分冊版
めっっっっっちゃダラダラしてるだけの漫画。どれぐらいダラダラしてるかって言うと、昔のサタデーホットリクエスト第二部の太川陽介ぐらい。え、知らない? 知らないってばさぁ「岩手THE3名様」ってのもあったんだけど、適当な仲間とどこでもダラダラできるって良いよね。あとそこのサイトで作者の描いてたメーテル酷すぎでさすがに笑った。でもファミレスで長居するって意外に勇気いるかもなぁ…みたいな雑談系マンガだから、合う人には絶対合うはずなワケよ。
2024年4月12日
オタクの御主人
「御宅」という言葉が「オタク」へ変化していた時代に描かれたラブコメ。だから今とは「オタ」のイメージが違うのに、もう勢いそのものが面白い。内容的には永野先生お得意の、マッドサイエンティストの卵みたいな男子と、ひとクセある女子との恋愛模様が2編。たまに色っぽいカットが有ってもムダでしかない展開がピリッとして良い。
2024年4月10日
ハントムX&スキップレッド
絵柄や物語などは古びているため、一瞥だけではどうしても大昔の作品としか見ることができない。でも演出が凄い。コマそのものは普通の四角形を並べているだけ、なのにその1コマごとに構図や陰影のつけ方その他、多彩な工夫が加味されスピード感や緊張感を自在に引き出している。さすが、これでこそ小澤先生。もちろん内容的には子供向け、しかもラストはどう見ても打ち切りなのだけど、それでも漫画演出の"上手さ"に興味ある人であれば一度は目を通すべき作品と思わされた。
2024年4月8日
グレイのグレ子さんは推しが尊い
オタの生態を描いた漫画は時々見かけるが、こんな危険球は他に無い。もう第一話からとんでもねーブツ、キャラの暴走はただの日常、大杉る迷言…。でも読み進めれば「だがそれが良い」とマヒするところが一番怖い点かもしれない。おまけに実家…リーダーからの電話にどきどき、会社ではオタばれを恐れ、オタ同士でも互いの"性癖"に辟易する日々。とにかく、ディープ過ぎるオタ活の世界をこれだけ肌間隔で描き切ったこと、それには宇宙人もビックリだろう。
2024年4月6日
奇跡の刑事 トミー&マツ
試読可能な53頁のみ読了。誰だよこの漫画を企画したヤツ、見つけて笑いが止まらなくなったじゃねーか(笑。でも立派な作品だ、ちゃんと昔のドラマの雰囲気を残しながら、たぶん今風の漫画しか興味ない人でも読める作りになっている。"耳"の描写が片側だけだったことは惜しいけど、この漫画版のことが広く知られたらとても嬉しいと思う。(まだ読んだページ数が少ないので★3、でも気持ちの中では★5)
2024年4月4日
じゃあ、君の代わりに殺そうか?【電子単行本】
試読可能な1巻のみ読了。同名の前日譚に続いての本編で、こちらも当然のように作りが巧み。特に豊富な情報量が、各主要人物へと収斂して行く様子がいい。描いている部分がこれだけ有るのだからと、描いていない部分までも自然に想像させられ、そこに表現上のテーマである陰惨さの膨らむ余地が生まれる。しかも留意がなされたリアリティ、ぬめったような人間関係が煽りに煽ることで、厭な予感が作品全体に満ちて行く…。1巻時点では何も救いが見えないこともあり、この状況をどうやって解決するか、続きが非常に気になるところ。
2024年3月31日
じゃあ、君の代わりに殺そうか?~プリクエル【前日譚】~
試読可能な1巻のみ読了。正直なことを言えば、あまりにも殺伐とした内容なので好みではない、と言うか普通なら読みたくも無い。けれど、作品としての完成度はかなり高い。登場人物、物語と展開、ネームや演出、リアリティの扱い方など、総合しての読み応えが素晴らしいためストレスを感じることなく読めてしまう。こんな、まるで北野映画を見るかのように読める漫画もあるんだ…、そう感心させられた。
2024年3月29日
パンドラクライシス
学園ものを中心にその他ジャンルへも枠を広げた短編集。いずれもギリシャ神話のモチーフが入っているためか、何となく端正な雰囲気を感じさせる。少し地味で迫力にも欠けがちではあったけど、全体的には読み応え十分で思った以上に楽しめた。♯1:1作目[オルフェよ竪琴を弾け]SF、物語上のちょっとした仕掛けがよく効いて面白い。♯3:2作目[ナルシスの臨終]伝奇もの。悲劇なだけのラストに終わらなくて良かった。♯5:3作目[この胸に、アルテミスの矢]学園もの、自然な緊迫感とラスト…地味だけど良い話だ。♯7:4作目[真っ赤なミック]学園もの、なにこの爽やかさ…「いいもの読んだ」って感じが凄いんだけど。♯9:5作目[パンドラクライシス]学園もの、思わぬ形で引きずり出された醜い自分。けれど心に"傷"を抱えながら生きていたのは、自分一人ではなかった…。
2024年3月27日
エルソナシンドローム
それが計算なのかは分からないが、作品構成が凄い。電子技術の発達によってコンピューターへの人格移植が可能になった時代。"人間"と"モノ"の境界が一層あいまいとなった状況を背景に、「復讐」へ固執する主人公の姿を描いている。そのため作品テーマとはまったく別に、"人間(らしさ)"とは何か? "モノ(情報)"とは何が違うのか?を問いかけるかのような緊迫感が常に漂っている。そして作品構造からくる緊迫感を、物語や表現が全く壊していない。むしろ絶妙なバランスで支えているかのように感じる…。正直[マンガonウェブ]で読んだ時はここまで面白いと思わなかった。あの雑誌は単行本で化ける系の作品がやたら多いな、と今回は痛感。雑誌の廃刊や、そのせいでこの作品が実質打ち切りで終わっていることがとても残念に思う。
2024年3月25日
redEyes
試読可能な3巻まで読了。敵がロシア風の作品は敵側にリスペクトが無く、戦闘シーンから「"強敵"と書いて"とも"と読む」的ロマンが失われてしまい易い。なので主人公がヒーロー的に活躍するとたちまち話が単調となり、結果として駄作に流れるパターンが多いのだが…この作品は、設定を含めた構成をあえて"ボトムズ風"な文脈に添わせることで、からくも駄作落ちを堪えていた印象だった。しかも3巻から少しずつ新しい展開を切り始めた様子も有り、話が単調にならないよう何か考えられてるようでもあった。…3巻はまだまだ序盤で作品の全体像は見えない、先は長いという事か。この様子なら、先々クセモノ的展開をしてくれるだけで、きっと大人が読んでも面白くなってくれるだろう。
2024年3月23日
ロボ転っ!
脱!お一人様…を目指す女の子と、転校して来た男子ロボット。そんな二人のまさかな物語。人間的になろうと努力するロボット君と、つい意地を張ってしまう女の子だからこその「お友達から…」感が何ともさわやか。途中から新キャラも加入するなど、全体に暖かくて賑やかなところも良いなと思う。
2024年3月21日
いわてマガジン
ご当地系の作品を集めた漫画雑誌。しかも8号。あまりコミックのイメージが無い岩手県にこんな雑誌があるなんて驚きだけど、内容もまずまず工夫されて面白い。別々の作家さんが同じ題材で描いていたり、盛岡市と台北市で応答するかのような作品も有ったり…。さすがに集英社など雑誌大手のようにはいかないが、地方から地道に漫画界をもりあげる試みには素直に敬意を表したい。
2024年3月19日
Lady Love
世界的プリマを目指しバレエに励む少女、レディの物語。話はまだレディに幼さが残る頃から始まり、序盤を中心に未熟な面も描かれる。その後も人間としての成長よりバレリーナとしてのキャリアの方へ話が行きがちなため、読み手ごとに「主人公の印象」が大きく分かれてしまうきらいがある。けれどその一点さえ除けば、漫画としてかなり読み応えが感じられることも確か。特にバレエについてこれだけ力を入れて描いた作品は珍しく、クラシック系とモダン系との関係、興行形態についてのエピソードなど、リアリティの自然な浮かび上がらせ方には何度となく唸らされた。
2024年3月14日
ボロボロのエルフさんを幸せにする薬売りさん カラー版
表紙のエルフさんが、あまりに酷い目に遭わされたところから始まる物語。序盤の状態はあまりに酷い。シャレにならない。一人の人間(人物)をこんな目に合わせた相手に思わず吐き気や怒りを感じる。だからこそ、薬売りさんの献身的な看病には本当に力を入れて応援してしまうのだが…。読み始めた時は、今風のグラマーなエルフに疑問を持ったものの、そんなこと途中でどうでもよくなる。ひどい目にあわされた人が苦痛から解放され、悲しみの償われることの方が重要だからだ。こうした作品を読むと、フィクションかノンフィクションかに関係なく、当たり前の幸せを感じられる人が一人でも多くなって欲しいとどうしても願わざるを得ない。
2024年3月13日
柴ばあと豆柴太
震災は人の心にあまりに大きな傷を残した。それは繰り返す"痛み"となって、せめて立ち直ろうとする人たちを影の中へ落とし続けた…。けれどそんな中でも、子犬みたいな豆柴太は今日も元気いっぱい。ちかごろ忘れんぼが多い柴ばあ、大好きな博子先生、しっかり者の美波、そして修司のバスケばか、などなど。みんなを助けて大活躍のつもりになって、今日もご機嫌な一日を過ごしてるはず。
2024年3月11日
駅弁ひとり旅 がんばっぺ東北編
主人公が全国の駅弁をもとめて旅する作品、その東北編。発刊が2012年であることからも分かる通り、内容は震災から間もない時期に取材されたもの。鉄道や、駅弁や、せめて自分ができることで、悲しみを乗り越えようと頑張る人々が描かれる。後半に震災前のエピソードが再収録されているので、そちらと比較するといろいろ分かり易いと思う。
2024年3月9日
駅弁ひとり旅 ザ・ワールド 台湾+沖縄編
主人公が全国の駅弁をもとめて旅する作品、その沖縄 & 台湾編。普段は料理・グルメ系に全く興味が無いので少し迷ったけれど、読み始めてみると意外に面白い。本編を読んでいなくとも分かる作りで、本当にその場にいる"気分"が味わえる丁寧な風景を描いてくれる。漫画で久しぶりに、地に足の着いた面白さ、を感じた気がした。
2024年3月7日
イーグルアイ
若き神と、人間の巫女との恋愛譚が中心の神話のような物語。どうも作者さん初期の作品らしく、ネームが手慣れておらず読み難い。だから★はどうしても低くせざるを得ないけれど、つけた本人が勿体ないと思うほど良かった点もあちこち見られた。キャラ、キャラデザ、雰囲気作り、なによりラストは地味に感動…。だから漫画は最後まで読まないと分からない。
2024年3月5日
あの頃、私たちは魔法使いでした。
試読可能な80頁のみ読了。子供のころには当たり前だった風景が、大人になるとなぜ見られなくなるのか分からない。でももしかすると、その見失ってしまった風景の中に、なにか大切なものが有ったのかもしれない。だから時々、幼かった日の事をどうしても思い出したくなるのだろう…。そんな風に思わせてくれる話らしかった。できれば何時かもっと先まで読んで、★を4以上に増やしたい。
2024年3月3日
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