M*****さんのレビュー
水神鳴 〜明治想愁妖異譚〜
第零章というと本題に入る前の話なのかなと思ったのですが、ふつうに始まって、ありきたりな話に13話も使ってだらだら。なにか設定の話でもあったらよかったかもですが、なんか拍子抜けでした。
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2024年3月24日
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陰陽師・安倍晴明【電子単行本】
他のレビューで、少年陰陽師未読の人にはおもしろくないかも、とあったように、1巻ではあ〜前作読んでたらわかるのかも?ということがいろいろあって、未読の者(わたし)には微妙な感じでしたが、2巻を読む頃には設定も馴染んできておもしろくなってきました!
2024年3月23日
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兄貴におまかせ!【新装版】
古美術にこめられたメッセージをひもとく、ちょっとしたミステリー要素もある、きょうだいのドタバタコメディで、おもしろかったです。ただ、時代と言えばそれまでですが、女性に出産家事をさせるのがあたりまえ、同性愛を否定はしないものの笑いものにするようなところがあったり、「ブサイク」設定の人物がはっきり描きわけられて笑われるところとか、だいぶきつかったです。「新装版」とするなら表紙にきれいな絵をつけるだけじゃなくて、現代の人権感覚にあった注意書きを添えてほしかったです。
2024年3月22日
1
FAKE 京都・髑髏町・質屋控
最初の方はあんまりぴんとこなかったのですが、少しずつ了の過去も語られて、人間味がでてきたし、1話完結ミステリー風ですっきり読めました。おもしろかったてます。途中からニセ京都弁が出てこなくなって、ストレスフリーで読めました笑
2024年3月19日
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女たちの事件簿Vol.2 少年犯罪
遺族の無念がほんとうに痛々しい。2つ目の作品は少し違うのですが、1と3は凶悪犯が少年であったために罰から逃れたのを遺族が復讐する話。ただ、成人の犯人でもいろいろ罪を逃れる人はいるので、ことさらに「少年犯罪」を強調するとこで、まじめに罪を償った元少年にも差別を生みかねないタイトルな気がします。
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2024年3月17日
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強制除霊師・斎(分冊版)
斎さんが最初の監修者としてではなくふつうの主人公として出てきて、編集さんや漫画家さんとの出会いも描かれていて、最初は単にそういう設定なのかなと、思ったのですが、実在された方だったようで(2018年にお亡くなりになった)、びっくりしました。タイトルは「強制除霊師」ですが、強制しているときは少なく、霊や憑かれた人とよく話して解決するので、各話すっきり読めます。解決後のお決まりのコミカルなとこらも楽しく、読めば読むほど斎さんのことが好きになる作品です。
2024年3月17日
1
死体処理請負人 アマネ
聞かん坊のアマネのツンデレがかわいい!わちゃわちゃした幽霊たちも優しくて好きです。死体処理というか成仏させるほうがメインで、ややグロいとこもありますが、読後感はさわやかです。
2024年3月12日
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MAMA
#26までの感想です。「天使になる」=死と隣り合わせに生きる少年たちの孤独の物語。それぞれ違った家庭環境で、抱えている孤独も様々。「天使」が重すぎて、みんな孤独をうまく共有できないのかなと思いました。そういう孤独をひもといていく物語で、謎解きのような展開でおもしろいですが、読後は絶望ともやもやと。主人公はクワイヤに来る前小児買春をやらされていて、それをまわりが貧乏あるあるみたいに受け入れてて、その後、「天使」の様子にショックを受けてまた売春を始めるのも、自傷のひとつとしてまわりが受け入れるところが気になりました(セックスワークにスティグマを与えないという点はいいのかもしれませんが)。その時点で11歳?クワイヤでカウンセリングしないとだめなレベルでは?全国から歌のうまい子を集めて世界ツアーまでやるような合唱団のわりに放任すぎと思いました。読者として、少年たちの孤独の物語を「消費」しているようで、もやもやしました。(絵も美しいし、おもしろいのですが)
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2024年3月11日
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「子供を殺してください」という親たち
とにかく人と真っ向から向き合う作品で、原作者=主人公の押川氏にはリスペクトしかない。いろいろなケースがあって、まとめて感想を書くことはできないけど、この作品で描かれる、子どもの死を望む親はだいたい子どもから逃げているように見える。自分の理想像を押し付け、時には虐待し、子の精神がもう病んでいるのを見ないふりをして、最後の最後で主人公のとこに来る。そういう医療にちゃんと繋がれなかった人を、受け入れ先を探して、本人の意思で病院に連れて行く。ものすごく深いところで人間を信用していないとできないことだと思う。その様子がていねいに、でもある意味ドライに語られていて、説得力のある作品。ひとつだけ、2巻?のあとがきで「多様性」について語られているのだけ、もやっとした。
2024年3月4日
2
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