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す*****さんのレビュー

リリアーナの黒髪
表題作はじめ全てが珠玉のよう!特に素敵だったのが、「すぎさりし日々に」。女優として演技で自由自在に涙を「流す」ことはできても、意思とは関係なく涙が「流れる」のは止められない。類い稀な大女優と平凡な一人の女という二つの人生を生きてゆく理絵の心の機微が、たった一粒の涙でこんなにも美しく切なく描かれている。一粒の涙がこれほど印象的な作品は初めて見た!私の心の宝石にしておきたい。
2021年1月20日
The かぼちゃワイン
子供の頃に見ていたアニメも面白かったけれど、初めて読んだこの原作も面白かったです。ずいぶん長く連載されていたのですね。小柄でケンカが強く硬派を自認する男の子と、菩薩を思わせる優しさ(無償の愛!)とふくよかさを持ち、どこまでも明るく、健康的なお色気いっぱいの大柄な女の子の組み合わせが楽しく、二人をめぐる人々も皆温かく、おっかない先生や不良でさえもどこかお間抜けで、本当の悪人がいないのがなんともいえず良いです。 そして、時々出てくるLGBTの人物も、過剰にキワモノ扱いされていないのが昭和の作品としては画期的だと思いました。 古き良き時代の少年向けのラブコメを、肩の力を抜いて楽しく読ませていただきました。 続編もあるそうですが、大人になって携帯を持って社会の現実に揉まれる二人を見るのは、私としてはちょっと遠慮したい感じです。青春(子供時代でもある)真っ只中の、現実離れした学園ものだからこそ面白さが活きると思っていますので。 そういえば今日は冬至!「かぼちゃ」を美味しく食べながら、もう少しこの余韻にひたるといたしましょう!
2020年12月21日
永遠の夜に向かって…【分冊版】
ラストシーン近くで発せられる「ある言葉」は、決していつもの当たり前のものではありません。どんなに重い意味を持つかをこの作品で体験して下さい! 私の心はこの言葉によって清められ、気づいたら涙があふれていました。 今生きているこの時を、そして周囲の人々を大切にしましょう! ちなみに時代と地域は違いますが、この「ある言葉」の一部がタイトルに使われていて、80年代には映画にもなっている井上光晴の小説もおすすめですよ。
2020年12月16日
悲しみは歌わない
まさに「大映」的ジェットコースタードラマ! 「70年代当時の女の子たち」を「ハメる」要素をこれでもかと詰め込みすぎ(褒め言葉です)! 幼き日のトラウマ、記憶喪失、古い洋館によくある自殺からの開かずの間、刃傷沙汰、レイプ(未遂)、車椅子の甘やかされ放題のわがままな美少女、妖艶で嫉妬深い女のあからさまな嫌がらせとけたたましい高笑い! まだまだ幼いはずの高校生とは思えない二人の、「嵐が丘」のキャサリンとヒースクリフのような激愛ぶり!→そのまま勢いで結婚したら直後に冷めるのではないかと、老婆心ながら心配なくらい(笑。 主役の二人がそのつもりはなくとも、芸能界の裏に身を置き女を知り尽くした海千山千の大人の男と、彼を独占しようとする悪魔のような美熟女(不良を雇ったりとやることはみみっちい)を巻き込み、皆それぞれが本気で大真面目に泣き、叫び、狂い、あてもなくさまよう愛憎劇! これぞ昭和テイストの王道!息をもつかせぬ展開に酔いました。
2020年12月16日
上野駅4時50分
上野駅は大きな舞台。 その舞台で上演されたパントマイムのよう。 セリフを極力省いて、表情だけで見せる、魅せる。 しびれました!
2020年11月23日
ご近所番外地 任侠編
つ…続きを…! 何としても続きを…っ! こんなに面白いのに未完にしておくのはもはや罪ではないか?!
2020年11月19日
妖子
昭和日本の、格調高きゴシックロマン。 未完なのがなんとも残念!
2020年11月17日
離婚時代
ものすごく話数が多いのに、全く飽きさせない面白さ! ストーリーの引き出しの数は無限大! 考えさせられたり、涙したり、笑ったりと忙しくて、時間が経つのを忘れて読みました。 スマホやネットのない時代のアナログなやりとりに、ハラハラドキドキしっぱなしでした。 時には採算度外視での人情解決、またある時には離婚帳消しで真のハッピーエンドの話があるのも魅力的です。 時代を超えて多くの人に読んでほしい!
2020年11月11日
そして19の春
表題作は、離れて暮らしていた姉妹が確執を経て絆を深めてゆく様子がとても良かった。 しかし、この二人を悪気なく曖昧で思わせぶりな態度で翻弄するエリート男には辟易した。 「こわれたスクエア・バランス」 消化不良。全てが足りない感じ。大きな罪を犯した麻利を受け入れるまでの秋積の心の葛藤をもっと丁寧に描いてほしかった。 麻利が自らの罪を認めて償うまでのエピソードも。 「寒い夏」 奈津美…救われてほしかったなあ。
2020年11月9日
任侠学園
ヤクザものと敬遠していたけれど、これは文句なしに面白い! 美化ではなく、ファンタジー。こんなヤクザさんがいたらいいな、という思いくらいはあってもいいね。
2020年11月2日
サイレントガール
爽やかな読後にまさかの不意打ち!
2020年11月2日
希林館通り
始めは奇人変人集う下宿のドタバタギャグかと思っていました。 でもこれは、ヒロインである管理人の次女はじめ、住人みんなの壮大な成長物語だったのですね。 特に、儚げだった末娘が自我に目覚め、逞しくなっていくのには驚かされました! みんなが取り繕うことなく本音で恋に悩み、打ち明け合い、ぶつかり合い、お節介を焼いたり嫉妬に苦しんだり、言い争っては泣いたり怒ったり…。 毒親の顔色を伺ってばかりで、学校では「陰キャ」だったわたしには羨ましいくらいの希林館での暮らし。 今よりもずっと人との触れ合い(諍いなどのマイナス面も併せて)が濃密だった昭和の頃。 この頃に青春を過ごし、この作品をリアルタイムで読めた人たちが羨ましい!
2020年10月22日
九鬼絵津子 邪霊狩り
川崎三枝子さんの画には迫力と臨場感がありますね! スカッとする勧善懲悪ストーリーをより一層盛り上げてくれます。
2020年8月21日
聖ロザリンド
なんの罪の意識もなく、ただただ天使のような善良さと清い心で、身の毛もよだつ悪事を重ねてゆく、愛らしさの極みのような幼な子。 昭和の時代にこんなホラーがあったのですね! そして、卒寿を超えて今もなお現役で、生けるレジェンドと化しておられる作者様に感服です。
2020年7月1日
純情クレイジーフルーツ番外編 大奥純情絵巻
どこへ行ってもどの時代でも、彼女たちは彼女たちらしく明るくしたたかに生きる。とても小気味良い。
2020年5月25日
ロマンスの王国
第3話は「純クレ」のその後。 妻・母になった実子たちが見られます。 変わらない面白さと、彼女たちの明るさと友情に元気をもらえます。
2020年5月24日
命けずりぶし
幼い初恋。死病を抱えて刹那的に生きようとする美少年。彼を献身的に愛する、明るく健康美にあふれたヒロイン。これでつまらないわけがない!また、脇役たちの魅力的なこと!ついやけになって無鉄砲なことをする千秋を、綺麗事なしに厳しくもガッチリ受け止める空手部の赤尾の、一見いい加減なようで実は友情に篤い漢っぷり。夫を早くに亡くしながらも明るく愛情深く、やや子供っぽくて桂子とは友達のような母の君江。周囲に心を閉ざし、千秋と体操部のコーチへの屈折した思いを一人で抱え込む畑中の、年齢にそぐわない暗くミステリアスな美しさ。みんなが命をけずるように全力で生きている。そして、深い慟哭の闇に一筋の光が射すような結末。「命けずりぶし」というタイトルのなんという秀逸さよ!ダジャレと侮るなかれ。ぜひ一読を!
2020年5月24日
さぼてんとマシュマロ
古き良き時代のラブコメ。 おっちょこちょいで猪突猛進なヒロインがかわいい! 少女漫画でマスコミ業界ものは当時珍しかったかも。 そして終盤では、この頃はまだまだ庶民には遠かった、憧れのハワイでの出来事にときめきました!
2020年5月24日
そっと愛
一話目はただのモラハラ男! こういうのがカッコいい時代もあったのね。 ヒロインのエバーアフターやいかに? 身も心もボロボロにされそう…。
2020年5月24日
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