.*****さんのレビュー
ハルの肴
蒼太の包丁よりもさらっとしてて読みやすい。恋愛もライトでいい感じ。エピソードの掘り下げがあっさりしていて、物足りない人もいるかもしれないが、私はこれくらいで丁度良いと思った。
説教くさくなりそうな題材を扱っていながら、押し付けがましくなく、まっすぐ心に響いた。主人公のハルちゃんも、いい子だけど、いい子ぶりっ子みたいなイヤな感じがなく、素直に応援したくなるキャラクターだった。
2019年2月26日
94
命の足あと～遺品整理業社ヒューマンズ～
主人公が遺族の息子さんに遺品の画像を送りつけるエピソード。普通に迷惑行為ですよね？ 主人公はいいことしたつもりかもしれないけど、職務逸脱も甚だしいですよ。
お金だけ払って、後は一切亡くなった母親と関わりたくないという息子さん。息子さんと、亡くなった母親の間にどんな確執があるのか全く知らないのに、仲直りさせてあげよう！という主人公の一方的なおせっかいに腹が立ちました。社長さんも注意しないし。
あと、主人公が、遺品整理してるとき、いちいち「くさい」と言うのも不愉快です。「うわ…なんかくさいですね！」っていう言い方が癇に障りました。思うだけにとどめられなかったのでしょうか。
2018年8月6日
12
エリコの失敗日記
読み物として面白くありません。盛り上がりに欠けます。絵のタッチも苦手です。でも色使いは好きです。美人令嬢で男性経験の多いマキちゃん、過食嘔吐のゆみちゃん、ゲームのTシャツをチョイスして送ってくれた、精神病の姉を持つお母さんなど、興味をそそられるキャラクターが多数出てくるにもかかわらず、掘り下げられることなく終わってしまうのが惜しいです。ノンフィクションだから仕方ないにしても、読み手としてはフラストレーションが溜まります。
主人公の葛藤も伝わってきません。辛かった子供時代や学生時代、社会人時代の具体的な描写が一切ないので、作者がなぜ精神病になってしまったのかわからず、読者は置いてけぼりです。ゲームが好きだという描写が多々出てきますが、作者にとってのゲームが唯一の心の支えだったのかどうかは、読者が推論するしかなく、そこについては何も説明もないので、主人公に対しては「ゲームが好きで、なんだかわからないけど苦しんでてかわいそうな人」という印象しか抱くことができませんでした。全体的に描写不足です。
2018年5月31日
13
のんちゃんの手のひら
「環境が大事よ！可能な限り伸ばしてやらないと！」と英語のビデオを送ってくれた姑を、ズレてる人みたいに描いてましたが、何が間違ってるの？それなら主人公の思う教育方針って何？ 嫁姑が出てくる漫画で、嫁でなく姑側に感情移入したのは初めてでした（笑）
人の子供に怪我をさせといて、「正当防衛よ」「あの子ワガママさんなのよね」って言って、怪我した子のことを一切心配せず、怪我をさせられて怒った母親に対して呆れる主人公たち。
自分の子供が、人の子供のせいで怪我したら、誰だって怒りますよね。怪我させた側に障害があろうとなかろうと。母親として当たり前の感情です。それをおかしい人みたいに描かれるのは悲しいと思いました。
2018年4月24日
66
難病が教えてくれたこと9～死に至る感染症～
最後の話。愛犬を保健所に連れて行かれたら、たとえ姑が改心したとしても私は許せないな！人間なら殺人未遂だもん。主人公が死にかけた時、夫も姑も、妻の異変に気づかなかったことを詫びるどころか、「あなたがいないと困る！」って、まるで家政婦のような扱いで、心から心配していない。ハッピーエンドでもモヤモヤが残りました。
2018年4月21日
186
難病が教えてくれたこと ～あなたの身近にいる闘病者たち～
過食症の話。お米は吐きやすく、達成感があるなんてありえないですよ。米粒が胃の中にいつまでも残って、吐ききれないものです！ これは、摂食障害ではメジャーな知識ですよ。他の病気のことはわかりませんが、過食症の話に関しては、勉強不足ですね。他の方もおっしゃってるように、吐くだけが過食症じゃないし。あと、沢山買ってるのがバレないよう、店を何軒もはしごして少しずつ買ったりして、人目を人一倍気にしてしまう病気なんです。あと、夫が吐きだこを見て、すぐに吐いてることがわかったみたいですが、吐きだこって一般の人にとってはあまりメジャーじゃないので、パッと手を見ただけで、吐いてるとわかる人は少ないと思います。
2018年4月14日
22
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