鈴*****さんのレビュー
マーダーライセンス牙
簡潔に形容すると「IQの低いゴルゴ13」
IQが低いといっても軽薄で底が浅いという意味ではなく、時事ネタや政治劇を取り扱いながら話の筋書きが荒唐無稽かつ簡潔で最後は悪党を斬って解決、というお約束を基本はみ出さないということです。
また単純娯楽と侮っていると、目の前の悪党っぽいコイツを排除すれば問題が解決するだろうか悩まされたり、理想に舞い上がった人間の薄ら寒さを見せつけられたりと不意に話の深さを見せてくれます。
2022年6月20日
1
ダービージョッキー
レース展開は手に汗握るという言葉がピッタリで興奮できます。一方で何でも台詞や文章でくどくどと説明してしまうのでそこは好みが分かれると思います。展開そのものは絵面だけ追ってもわかるくらいに良い意味でわかりやすいので、登場人物の長広舌が始まったら流し読みしてしまうぐらいの読み方のほうが楽しめるかもしれません。
2020年11月4日
14
マジャン ~畏村奇聞~
主人公が勝負を強要され、ローカルルールの後出しで嵌められ、やがてそれを逆手に取って勝利するというパターンの話が延々と続きます。話のノリの奇矯さに慣れると、カタルシスのない勝利、単調さや理不尽さが鼻につくように感じました。
2020年10月28日
3
クロザクロ デジタル新装版
自分の中に眠る人外、人外の力に目覚める主人公、人外を狩る放浪者、人類の上位存在、人類の敵そっちのけで争う人間の組織…連載時期を鑑みても笑っちゃうくらいにコテコテの作品です。
しかし不思議とこの手の作品にありがちな陰鬱さがなく、読後感が爽やかです。
残念なのは主人公のバトルフォームがダサい!
2020年10月21日
37
ジャンヌ・ダルク~世界女帝列伝
歴史上のジャンヌ・ダルクはなんの背景もない田舎娘というのが個性となってる偉人です。
しかしこの作品のジャンヌ・ダルクは悲しい過去や特別な出自を盛られています。
そこを楽しめるか、あるいは台無しと感じるかは人にとってハッキリ分かれるでしょう。
個人的には、これでは戦う動機がありふれた私怨になってるではないかと興ざめでした。
ネタバレを含みます
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2020年10月15日
0
江戸常勤家老 隼人の剣
良く言えば手堅い、悪く言えばケレン味が薄い作品です。
その中で異彩を放っているのが23話から出てくるオカマ、額賀五郎右衛門。序盤にいまいちピンと来なかったらここから読んでみて欲しいです。
ネタバレを含みます
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2020年10月15日
1
異世界行ったら、すでに妹が魔王として君臨していた話。
始めは異世界ファンタジーの日常モノっぽい雰囲気ですが、すぐにバトル+政治劇中心にシフトしていきます。
キャラクターはよく立っており、良質なツンデレが味わえます。
一方でバトルやキメ台詞のシーンは正直陳腐。特にスキルの設定は持て余しているよう感じられました。
2020年10月15日
9
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