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h*****さんのレビュー

カッコーの娘たち
60年~70年代の良質の洋画を見ているようです。独特のセリフまわしがとてもセンスが良く、何度も読み返してしまいます。 表題の作品はもちろんですが、「40-0」「私の宇宙人」の質の高さに感動しました。 セリフはもちろんですが、コマ割りとテンポが映画の絵コンテのようです。これが少女向けの漫画とは驚きます。
2021年11月28日
生徒諸君!Kids
ナッキー礼賛しすぎで相当無理があるストーリー。絵もうーん……。 でも一気に読んじゃう。続きが気になる。 これが生徒諸君の魅力であり、庄司先生の力なんだなあ。
2021年6月12日
幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい
純文学の文庫本の短編集を読んでいるように錯覚しました。 セリフだけではなく、コマ全体から活字が見えます。最後の付記を読むと、再読したくなります。実際に最初から読み直しました。 ストーリーに結論を求めてしまうと腑に落ちない感じがあるかもしれませんが、この作品が構成しているすべてを感覚として捉えていくように、読みました。 作者の短編集の中で、この一冊が一番好きです。
2020年10月31日
まゆ子の季節
子どもの頃にリアルタイムで読んでいたときは「お仕事恋愛マンガ」として、毎週楽しみにしていました。 大人になった今再読して「なんて奥の深い、愛と人生の信念を描いた作品なのでしょう!」と驚愕しました。 この二人の愛情と信念の強さと深さに、頭を殴られたような衝撃を感じました。 このような作品を十代の少女に向けて描いていた、作者の柴田あや子先生に、今さらながら脱帽しました。 そして、子どもの頃にも思っていましたが、今見てもなんて美しい絵と線なのでしょう。 ひとつひとつていねいに正確に、細部まで美しく描かれた絵を見ていると、ため息が出てしまいます。 すばらしい作品です。ぜひ、多くの方に読んでいただきたい作品です。 柴田あや子先生、ありがとうございました。
2020年9月12日
ひらけ駒!return
南Q太先生の独特な日常的リズムの中にも、ぴしりと、将棋と勝負という緊張感と緊迫感を感じながら読む面白さがあります。 優しい気持ちになったり、悲しくなったり、せつなくなったり、そして、自分の中にある(であろう)熱い気持ちに気づかせてくれる作品です。
2020年8月11日
螺旋じかけの海
遺伝子操作と倫理観、面倒くさそうな話かなと思っていましたが、読み始めたら一気にラストまで読んでしまいました。 昨日までヒトだったのに、今日からはヒトではなくなり、人権の一切がなくなってしまう。基準によって判断するというのはこういうことなのだと、衝撃を受けました。 哀しい傾向にいきがちなテーマを真摯につらぬきながらも、最後はどこかで救われるストーリー展開に心が震えました。
2020年7月12日
関根くんの恋
最終回は、読了後の今でも何度も読んでしまいます。 自分の気持ちをちゃんと認識したり表現したりできなくて、お互いにくるくる空回る気持ちだけが進んでいく展開。 どうなってしまうのだろうという、どきどきする気持ちと、悲しい結末は見たくない、でも、ふたりの気持ちが通じ合いますようにという想いで、終盤は一気に最終回まで読んでしまいました。 正直、中盤はちょっともたついたり、この展開は必要かな?と思う場面もありましたが、最終回ですべてがオッケーです。
2020年6月30日
喰いタン
1話完結で、よくぞここまでたくさんの話を書いてくれました。ミステリーとしてもコメディーとしても成り立っている、驚きの作品です。殺人事件から身近なちょっとした事件まで、バリエーションが豊富なのでどんどん読んでしまいます。 料理の絵も美味しそうなうえ、料理の蘊蓄や豆知識も盛り込まれているので、ミステリーとグルメの両方が楽しめます。
2020年6月9日
Final Phase
現在の感染拡大を架空の中で想定して、 かつ、ニアリーで的確な結果を示した漫画だと思いました。 医療関係の描写が弱いですが、怖いぐらいに一気に拡大する感染と 急変して死へと向かう病状が恐ろしいですが、この通りなのでしょう。 これから先、コロナウイルスよりも強力なウイルス感染が発生したときのためにも 一読をおすすめしたい漫画です。
2020年5月22日
踊る島の昼と夜
最初、「線が荒いなあ」と思いましたが、それがアジアの雰囲気にぴったりで、読み進めるほどに世界観がぴったり合ってきました。 もっともっと読みたくなる作品です。
2020年5月21日
巷説百物語
何回読んでも、面白い。 漫画だと、内容がちょっと説明不足になって「なんで?」となる感じもありですが、ややこしい話が比較的頭に入ってきやすいです。 小説と漫画、合わせて読むのがおすすめです。 それぞれの魅力があって、違う楽しみ方ができます。 そういえば、昔、「読んでから見るか、見てから読むか」っていうキャッチコピーがありましたね。 これ、この作品にもあてはまります。
2020年5月18日
BABEL
最初は、よくある展開だなあ、とやや単調気味に感じましたが、航太の精神力が強くなってきたあたりから、ぐっとストーリーが面白くなってきて一気に読んでしまいました。 途中、この展開必要なのかな?と思うパートもありましたが、ちゃんと必要でした。 ストーリーの芯が一本通っているので、複雑な展開も混乱せずに読めました。
2020年3月16日
マグネット島通信
おもしろかったです。日常でSFで、人は善意で。こういうお話、大好きです。
2019年10月2日
スパイスビーム
すっごく面白い! 最初、絵がちょっとなーと思ったけど、慣れてくると映画を観てる感覚になってきて、むしろこの絵じゃないと雰囲気出ないと感じました。 もっと読みたいです。
2019年6月20日
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