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*****さんのレビュー

シングルマザーは再婚できない
下世話なレディスコミックっぽいタイトルと題材で、主人公の置かれているシチュエーションはそこそこ過酷なのですが、話のトーンは一貫して穏やかです。主人公たち(読み切り短編集です)の淡々と前向きな姿勢に励まされます。 人の根底の優しさを信じている感じというのでしょうか。作者さんの人柄の良さが想像できます。 個人的には、第五話の離婚した父親が主人公の話が好きかな。
2020年7月25日
じゃりン子チエ【新訂版】
デフォルメの仕方も含め、ものすごく絵がうまいです。しかもトーンすら使っていない究極のアナログなのに。これぞ日本の誇る漫画クオリティ! 話は、定職につかず嫁に逃げられたダメ親父を持ちながら、自分で小さなホルモンやを経営して(!)生活費を稼ぎ家を切り盛りする超しっかりものの小学生、チエちゃんが主人公です。じじばばやら先生やら含め、大阪の街の人情で支えられ、しかしそれに寄りかからずにたくましく生きています。 粗めの関西弁のノリや喋る猫などの演出でコミカルに仕上がっていて、子供が読んだらただ笑えるだけかもしれませんが、大人が読むと随所でチエちゃんの健気さにホロリとくるものがあります。 漫画としての完成度が非常に高いと感じました。
2020年7月1日
そこをなんとか
結構面白いです、ロースクールの学費を水商売で稼ぐというタイプのは男女問わず実は結構います。 ただこれ漫画なので、「弁護士の就職難」をあまり間に受けて欲しくないです。弁護士の就職は年齢やら学歴やら学生時代の成績やら司法試験の点数やら英語力やら見られて決まるのですが、らっこちゃんや先輩のようにストレートで受かりコミュ力にも優れた人が中堅事務所にすら就職決まらないというのはほぼないですよ。 そこまで就職に苦労するのは、合格時点で30超えて職歴なしだったり、人と目が合わせられないくらいのコミュ障だったり、普通の就職ならより一層苦労するようなパターンの人です。
2020年6月29日
やれたかも委員会 分冊版
人々の「もしかしてやれたのかも」という思い出話を聞いて、三人の判定者が「やれた」「やれたとは言えない」と判定を下すというゲスな漫画なのですが、思い出話なので各時代のノスタルジーがあるのがいいです。 とくに24話から33話は全部で一つのストーリーになっているのですが、もうちょっと作り込めば「モテキ」の別バージョンみたいな漫画として独立させられそう、と思いました。 そのうえで、最後に評定でバッサリと女性の評定者が「やれたとは言えない」と切ってくれるのがスッキリですw 私は女なので、童貞の気持ちは分かりませんが、童貞に夢を見られて理想を押し付けられながら迫られる苦痛や、友達として仲良くなれそうと思ったのに相手の勘違いでへんな空気にされたときの苦痛はよく存じております。 男性の皆さまにはこれ読んでお勉強していただきたいですね。たいていの場合、気のせいですよ。
2020年6月23日
ひらけ駒!
将棋にハマって寝ても覚めても将棋のことばっかりな男子小学生(細くて女の子顔でかわいい)の宝くんと、それを見守るシングルマザーらしきママの物語。 将棋&子育てが主軸だと思われますが、ママの生活あこがれすぎてそっち目線でばかり読んでしまいますw 仕事をしつつお料理もちゃんとやる余裕もちながら、三鷹の一軒家(かな?)で子育て、デザイン系の仕事なのか服装も家具も垢抜けてておしゃれ、なにより息子の宝くんがとってもかわいくて素直で手がかからない、しかも夢を持ってがんばってる!友達もいいこばっかりで地域の人もいい人ばかりで人間関係ストレスなし... まあ漫画なのでね、と思いつつ宝ママ羨ましいですw
2020年6月23日
昭和のこども~こんな親でも子は育つ!~
自分の親世代の話ですが面白いです! 親や祖父母から昔話でいろいろと昔話を聞くことはありますが、親の子供の頃となると写真もあまりなく当然映像もなく想像で補いながら聞いていたので、絵でみてこんな感じだったのかー!とあらためて。 このお家は、お父さんが当時からホワイトカラーのサラリーマンで、娘二人も日舞を習っていて大学まで行かせてもらって、学生時代から安宿とはいえインドへの旅行を繰り返していたというのは、かなり裕福でハイカラな知識階級だったのじゃないかな? なんというか、親戚のおばさんの話を聞く感じで読んでいます。それにしても素敵なご両親だなー。
2020年6月21日
連ちゃんパパ
パチンコする人って周りにはいないのですが、開店前から行列ができていたりしますよね...コロナで自粛中にも隣の県まで行ったりする人いたらしいし。こんな感じに中毒になっているんだろうな。 人間の脳の報酬系を壊すような仕組みが出来上がっているんだろうな。あのガンガンに大きい音で思考を停止させ気が大きくなる、と大学のマーケティング心理学の授業で習いました。 本当に早く国として規制したほうがいいと思います。日本人だれも得してないでしょ。なかなかナントカ特権とか絡んで難しいのでしょうが...
2020年6月20日
おとこ家族
一見ギャグ漫画、ちゃんと読むと感動ストーリーです。さらに言うと、年配の男性がこのくらい家事育児ができて、自分の家のことをするなり子供世帯を助けられれば、解決される社会問題も多いだろうなと考えさせられるお話でした。 たとえば今って、年配男性が自分の身の回りのことすらできず、母親が亡くなった後、長男世帯が父親の面倒までみなければならず、妻が仕事を諦めて結果として世帯年収激減、とかありますもんね。共働きで母親に育児を一時的に手伝ってほしいが、お茶も入れられない老父の世話もあるので難しい、とかね。 「女子力じゃなく生活力」だったかな、ゼンちゃんのセリフ、ほんとその通りです。
2020年6月20日
愛がなくても喰ってゆけます。
中央線沿いに住んでいたのでしょうか、我が家から行きやすいお店が多く参考になります。特にお寿司屋さんはいつかぜひ行きたい。 このストーリーが実話かどうかは分からないのですが、漫画家という一人で作業する職業柄、交友関係が大学(たしか慶應)からの地続きに閉じがちな点は事実ぽいなーと感じました。 昨日何食べたで、「おいし〜お肉料理でコッテリかと思いきやトマトの酸味でさっぱり食べられる〜」「本当だ、半信半疑だったけどごま油を加えることでコクも出てナントカカントカ」みたいな説明調の感想(?)を言いあっていますが、あれができるのがよしながふみさんの理想の関係性なんだろうな。理想の二人を描いてたのですね。
2020年6月20日
妻をめとらば
当方は女です。作者に罪はないのかもしれませんが前時代の嫌なところを凝縮したようなストーリーで、この時代に産まれなくてよかったと心底思いました。 職場であんないちいち見た目で評価され、鼻の下伸ばしてデートなど誘われたら、面倒で仕事になりません、女は一般職という時代なので拗れた時に切りすてられるのは女性の側だろうし。しかも相手の都合でも別れたら傷モノ扱いされたり... 「責任とる」という太古の呪文がありますが、そういう男女の力関係が非対称な時代において女性を守るためのものだったのでしょうね。この主人公はそんな時代において、手を出しまくるわりに全く「責任をとる」ことをせず、いいとこ取りばかりです。優柔不断というと優しいように聞こえますが自分の欲しか念頭にありません。 そういう倫理観とか論理的思考ができない、筋の通せない人は組織で上にいけないだろうな。最後まで読んでませんが女性の立場の弱さにつけ込んで結婚できたとしてもうだつのあがらない一生すごしそうな主人公でした。
2020年6月20日
いつかティファニーで朝食を
食べ方が汚いのは他の方のコメントでも指摘されていますが、登場人物の考え方にも自分は嫌悪感があります。 アラサーにもなって、「あそこの服をきて、あんな店に行って、ああいう映画をみてるからイケてるorイケてる」みたいな他人へのジャッジ。薄っぺらいです。 人生設計が甘く、一人で生涯生きられる収入を得ていない(収入はあるのかもしりませんが貯金はほぼ出来ていないらしく、なら自炊しろと思う)のに、恋愛には未だに「雰囲気イケてる人」を求める幼稚さ。 恋愛したいしたいといいながら異性に愛される努力もしない(カバンの中にストロー刺すタイプの飲み物ののゴミ2つ入れっぱなしでいつのか分からないとか、男でもモテません)客観性のなさ。 メディアの描く、「どうしようもない馬鹿なアラサー女」を凝縮したような主人公です。 成長していくストーリーかと思いきや、それを「でも朝食が美味しければなんでもいーや」で押し切り全く自己反省がない。 男性が女性を馬鹿にするために描いたのかと思いきや、作者女性で驚きました。
2020年6月20日
ドラゴン桜2
ちょうど私の受験の時期に元祖ドラゴン桜が話題になってみんなで回し読みしていました。 私は別の難関国立校で東大は受けなかったのですが、東大に限らず上位国立校の特徴をうまく捉えていて、ギャグのようでだいぶ核心をついたテクニックも多かったです。 たまたま無料でみつけたので暇を見つけて読んでいますが受験も若者の感性もいろいろ変わったんだなーと感じます。 何より作者さんの絵がかなり上手くなっているところに隔世の感があります。笑
2020年6月19日
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