た*****さんのレビュー
ご近所の悪いうわさ (2021年4月1日配信)
大好きなあかしまや(もりゆきこ)先生の作品がたっぷり読めます。各話タイトルページの画像が付いてるので探しやすいのもありがたいです。
2021年4月29日
17
胎児異変わたしの赤ちゃん(オリジナルカバー版)
少年が朝起きたら町に誰もいなくなっていたミステリアスなお話『元日の朝』と、ドタバタギャグ作品の『おかしなおかしなプロダクション』は、この単行本にしか収録されていないので、久々に読んで懐かしかった。全体にバランスの良い作品を収めた短編集です。
2020年6月24日
116
まだらの卵(オリジナルカバー版)
スキマですでに公開中の「まだらの卵」は集英社版ですが、こちらは元祖!ひばり書房バージョン!収録内容も集英社版とはもちろん違います。すべて74.75年に少年誌に掲載された短編。セミの森、がま、ともだちが入っているのはこの本だけだった気がします。私には昔に読みなれたこちらの方が落ち着きます。
2020年6月14日
79
恐怖!深夜の校内放送
これは怖いです。心理的に怖い話です。タイトルは学園モノを思わせますが、校内放送はそんなに関係ありません。ある医者一家の、闇の心臓移植手術をめぐるお話です。ラストがややあっけないですが、怖さでは☆5つ。
2020年5月26日
3
地獄のどくどく姫
依頼を受けて悪霊退治をする、どくどく姫。話は大きく分けて二部構成になっています。プロローグは悪霊は関係なしで、ボッタクリバーのチンピラ三人をただ懲らしめるという軽い自己紹介。◆一話目は、先祖の悪行の呪いで、顔が腐ってしまう少女の話。悪霊と対決するのですが、どくどく姫の攻撃力は凄まじく、生首を振り回し床に叩きつける。あまりの攻撃に悪霊が自ら取り憑いていた少女に助けを求めるところは笑えます。◆二話目は奇怪な魚(魔胎魚)の呪いで全身コブだらけになる生物部の皆さんの話。◆共通してるのは、軒先に鶏の頭と首を吊るすと、どくどく姫はやって来る。そして、鶏の頭と首、一升の牛の血、どんぶり一杯のミミズでおもてなし。用意が大変そう。◆ミミズをズルズル啜るシーンや、どくどく姫のキャラデザインは日野マンガらしくて好きですが、全体的に話がちょっと長いので☆は3つ。
2020年5月23日
4
呪いの猫の島
「猫島」を取材しに東京から来た小説家の石毛は、猫ツキの除霊の儀式を目撃する。非科学的だと信じない石毛だが、帰京後に奇怪な現象が起きる。◆化け猫は家族の中で一番弱いものに憑くそうで、石毛→妻→小学5年生の夏子へと異常な行動が続く。学校のウサギ小屋が襲われ、内臓剥き出しのむごい死体が見つかる┅。◆石毛は猫島で知り合った少女を呼び出し、夏子の除霊を行う。体を縄で縛り、火のついた薪を額に押しあて、吐くまで水を飲ませるのだが┅◆夏子は小学生にしては大人っぽく描かれています。お祓いのシーンが少し残酷だからでしょうか。ウサギの腸がはみ出た描写もグロかったです。
2020年5月21日
96
血みどろ館
あれ、レビューがまだゼロですが人気ないのかな?いい意味でバカバカしい作品で、これ好きです。秋田書店から出た描きおろし長編の単行本。◆主人公姉弟の住む隣の洋館に怪しげな夫婦が引っ越して来た。それ以来、連続誘拐事件、殺人事件、爆発して溶ける死体など怪奇現象が続発する。ある日とうとう姉弟は洋館の地下室に囚われてしまう。◆と、色々あった前半から変わって後半はスピード感あふれる展開。ぶぼんぼ!どぼどど!びぶんび!ナゾの叫び声をあげ襲いかかる悪魔たち。ひえー!うぎゃー!あわわ!がちがち…逃げる姉弟。セリフがほぼお互いの叫び声だけで話が進みます。そしてなぜか頼りになるしっかりものの弟。最後は燃えさかる洋館を前に「ふふっ、あたしたち悪魔を退治したのね! は〜ははははっ!!」高笑いの二人なのでした。
2020年5月19日
79
GO HOME ゴー・ホーム
1999~2001年に連載されたシリーズものの短編集。タイトルの通りすべて家がテーマになっています。◆
時代も新しい作品なのでインターネットも出てくるし、引きこもり、
児童虐待、育児放棄といった現代の
社会問題も描かれています。◆淡白な回も多いのですが、お気に入りは、一家離散した少女が、昔住んでいた家を訪ね、家族の霊と出会い幸せだった頃の体験をする #4「幽霊屋敷」です。
2020年5月17日
81
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12