あらすじ
九頭見灯(くずみともし)は、家庭を顧みない両親、退屈な学校生活に嫌気が差し、スリに身を落としている。
ある日、灯は悪名高い政治家からスリを働く。彼の師匠・政二郎は危険を感じ、灯のスった財布を戻そうとするが、財布と一緒にスった手帳が原因でその政治家の秘書に殺害されてしまう。
灯は参考人として警察に呼ばれるが、河鹿川署の諸戸刑事は彼の境遇を知り、人形劇団「泡雲」に彼を紹介する。
以来、灯はマリオネットを相棒としたスリとなる。
マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗む!
「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第1巻!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『10年ほど前、当時の国電の車内で、一度財布をすられたことがあります。
幸い被害は二千円ですみましたが、いつすられたのか全くわからなかったのには、感心しました。
そしてそれからです。
東京に行く時は、胸ポケットにはダミーの財布を入れるようになったのは。
中にはスリが頭ふっとぶほどの悪口を書いた紙が入っているのですが…以来一度もすられないのです。おもしろくないな…。』
あらすじ
九頭見灯(くずみともし)は、家庭を顧みない両親、退屈な学校生活に嫌気が差し、スリに身を落としている。
ある日、灯は悪名高い政治家からスリを働く。彼の師匠・政二郎は危険を感じ、灯のスった財布を戻そうとするが、財布と一緒にスった手帳が原因でその政治家の秘書に殺害されてしまう。
灯は参考人として警察に呼ばれるが、河鹿川署の諸戸刑事は彼の境遇を知り、人形劇団「泡雲」に彼を紹介する。
以来、灯はマリオネットを相棒としたスリとなる。
マリオネットをつれた天才スリ師『九頭竜(くずりゅう)』が財布の中からドラマを盗む!
「すくらっぷ・ブック」で温かな青春像を描いた小山田いくが一転社会的テーマを絡めた人生劇の描き手として作品を通じ鋭い問題提起を行う、社会派少年漫画第1巻!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『10年ほど前、当時の国電の車内で、一度財布をすられたことがあります。
幸い被害は二千円ですみましたが、いつすられたのか全くわからなかったのには、感心しました。
そしてそれからです。
東京に行く時は、胸ポケットにはダミーの財布を入れるようになったのは。
中にはスリが頭ふっとぶほどの悪口を書いた紙が入っているのですが…以来一度もすられないのです。おもしろくないな…。』
みんなのレビュー レビューする
「牧歌的な環境の中で織り成すティーンの恋愛模様」が多い小山田作品(偏見(;'∀')?)だったのが、この作品からそのイメージから脱却する内容に変わったのを、連載当時驚きつつ読んだ記憶があります。
主人公・九頭見灯(くずみ ともし)はスリで、マリオネットを巧みに操り、様々な知識や裏ルートを生かして問題を解決する(一見)ダークヒーローです。でも小山田先生のあたたかな目線はちゃんと生かされていて殺伐としつつも、どこか優しさ漂う作品になっています。
小山田作品の中で一番好きなので、今も紙媒体で全巻持っています。
特集を組んでくれて他の作品もスキマで読めるようになって、嬉しい限りです。「フォーナが走る」も加えていただけるといいなあ^^
2018年4月24日
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43
青春ものが多い小山田いく先生の作品の中では珍しく、「人間の醜さ」や「人間の悲哀」を描いた作品です。かといって先生らしさは失われることなく、人間の温かみや絆も感じられます。改めてここで読むことができて、とても嬉しく思っています。
2018年6月4日
違反報告
21
内容は他のレビュアーさんが素敵にまとめているので別視点から。1巻は全体に画面が暗くて読みづらいのですが、2巻からぐっと読みやすくなりますので1巻だけで投げないでください。おススメです
2018年7月30日
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16
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「牧歌的な環境の中で織り成すティーンの恋愛模様」が多い小山田作品(偏見(;'∀')?)だったのが、この作品からそのイメージから脱却する内容に変わったのを、連載当時驚きつつ読んだ記憶があります。
主人公・九頭見灯(くずみ ともし)はスリで、マリオネットを巧みに操り、様々な知識や裏ルートを生かして問題を解決する(一見)ダークヒーローです。でも小山田先生のあたたかな目線はちゃんと生かされていて殺伐としつつも、どこか優しさ漂う作品になっています。
小山田作品の中で一番好きなので、今も紙媒体で全巻持っています。
特集を組んでくれて他の作品もスキマで読めるようになって、嬉しい限りです。「フォーナが走る」も加えていただけるといいなあ^^
2018年4月24日
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青春ものが多い小山田いく先生の作品の中では珍しく、「人間の醜さ」や「人間の悲哀」を描いた作品です。かといって先生らしさは失われることなく、人間の温かみや絆も感じられます。改めてここで読むことができて、とても嬉しく思っています。
2018年6月4日
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21
内容は他のレビュアーさんが素敵にまとめているので別視点から。1巻は全体に画面が暗くて読みづらいのですが、2巻からぐっと読みやすくなりますので1巻だけで投げないでください。おススメです
2018年7月30日
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