あらすじ
一昨年母親が急逝してから父と一緒に大衆食堂「くすのき亭」を切り盛りする楠了子(くすのき りょうこ)。
以前は色々夢もあったような気もするが、今は淡々と店の仕事をこなす毎日…そんな毎日の筈なのだが、彼女の周りにはいつも不思議な出来事がついて回るのだった。
ある日、閉店直後に電話が鳴り、了子が受けるとそれはラーメンの注文だった。
自分で調理し出前に行った了子だったが、電話をしてきた女性はこの世の者では無かった。
そしてその日から了子の元には閉店後のラーメンの注文が入るようになる。
了子は何者かに憑かれたように夜の出前を繰り返すが…。
その他、表題作品「くすのき亭の日々」の他、とあるレストランのオーナーが突然家に友人の娘を住まわせたことからそのオーナーと息子の間に起きる出来事を描いた「すぺしゃる料理人」、昔一緒に遊んだ男の子の面影を追って信州、小諸を訪れた女性の一日をほのぼのと綴る「約束」を掲載。
小山田いくが大衆食堂「くすのき亭」の日常にからめて、人間の機微を丁寧に描く珠玉のホラーストーリーの決定版!
あらすじ
一昨年母親が急逝してから父と一緒に大衆食堂「くすのき亭」を切り盛りする楠了子(くすのき りょうこ)。
以前は色々夢もあったような気もするが、今は淡々と店の仕事をこなす毎日…そんな毎日の筈なのだが、彼女の周りにはいつも不思議な出来事がついて回るのだった。
ある日、閉店直後に電話が鳴り、了子が受けるとそれはラーメンの注文だった。
自分で調理し出前に行った了子だったが、電話をしてきた女性はこの世の者では無かった。
そしてその日から了子の元には閉店後のラーメンの注文が入るようになる。
了子は何者かに憑かれたように夜の出前を繰り返すが…。
その他、表題作品「くすのき亭の日々」の他、とあるレストランのオーナーが突然家に友人の娘を住まわせたことからそのオーナーと息子の間に起きる出来事を描いた「すぺしゃる料理人」、昔一緒に遊んだ男の子の面影を追って信州、小諸を訪れた女性の一日をほのぼのと綴る「約束」を掲載。
小山田いくが大衆食堂「くすのき亭」の日常にからめて、人間の機微を丁寧に描く珠玉のホラーストーリーの決定版!
みんなのレビュー レビューする
同じ作者さんの『衆楽苑』と同じく「食堂」が舞台の人間模様を描いていますが、前作が「ほのぼの人情物」だったのに対し、今作は「情念・心の闇」が主題となっています。
いつも以上に読者を選ぶ本ですが、キャラは可愛いし、巻末の読み切り短編『約束』は特にお勧めできる内容です。
ただ、小山田作品って素人が探偵顔負けの情報収集力を発揮する展開が多過ぎませんかね…
2019年11月12日
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553
くすのき亭の昔ながらのラーメン、食べてみたいですね。
2020年1月14日
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11
2020年4月25日
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0
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同じ作者さんの『衆楽苑』と同じく「食堂」が舞台の人間模様を描いていますが、前作が「ほのぼの人情物」だったのに対し、今作は「情念・心の闇」が主題となっています。
いつも以上に読者を選ぶ本ですが、キャラは可愛いし、巻末の読み切り短編『約束』は特にお勧めできる内容です。
ただ、小山田作品って素人が探偵顔負けの情報収集力を発揮する展開が多過ぎませんかね…
2019年11月12日
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くすのき亭の昔ながらのラーメン、食べてみたいですね。
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