いよいよW杯開幕ですね!
サッカー熱が高まる今だからこそオススメしたいのがこの作品です。
この本は、サッカー選手を陰で支える裏方さんにスポットライトを当てた短編集です。
フィクションではありますが、サッカーをこよなく愛する著者が綿密な取材に基づいて描いているので、純粋なお仕事ものとしても人間ドラマものとしても楽しめます(*^▽^*)
「審判」「通訳」「フィジカルコーチ」「スポーツカメラマン」「実況アナウンサー」といった業務内容が想像出来そうなものから、「代理人」「代表チームの料理人」「クラブ広報」「用具係(ホペイロ)」など、存在は知られていても実態が謎の裏方さんも取り上げられています。
私は「芝の管理人(ターフキーパー)」や「第3ゴールキーパー」がどんなに重要な役割を果たしているかこの本で初めて知りました。
他にも「チームドクター」「ユースコーチ」「サポーター」「ライター」「クラブ社長」など、全部で18の職業が取り上げられています。
ほとんどが1話完結なので、キックオフまでのそわそわした時間やハーフタイム間のちょい読みにもぴったりですよ。
支える側である裏方さんのお仕事を知ることで、選手達が見せてくれるパフォーマンスの尊さを実感し、目の前の試合の応援により熱が入るのではないかと思います。
サッカーへの想いを深く強いものにしてくれる本当に素敵な作品です♪