「何でも願い事を叶えてくれる桜? ふんっ、くだんねぇ。じゃあ叶えてみろよ。おれの願い事を。2人が別れますように……」。栄美子は、とある目的があってここ聖桜学園高校に入学した。それは去年の学園祭で出会った「ピアノの君」に一目ぼれしたためであった。そんな中、生徒のうわさで何でも願いを叶えてくれる桜の木が特別校舎にあると聞いた栄美子は、その桜の木の前へとやってきた。なんとそこには、あの「ピアノの君」が!! 彼の名は小早川朋樹。朋樹は語る。もうひとつの迷信を。「桜の樹の下で口づけを交わした二人は、永遠の愛で結ばれる」。そして突然、栄美子の唇を奪い言い放つ。「俺はお前を好きにならない」……。宗美智子先生がお贈りする切なくもピュアなラブ、ストーリー!