陽一が主人公の1ではあまり描かれなかった「店を経営すること(=コスト、人数をさばくなど)」「長い時間の被災した避難所での食事」「次代を育てること」「食文化の多様性と互いに認め合い育て合うこと」「安くて旨いを求めてしまう客としわ寄せが行く農家の苦境」がみっしり描かれています。
どちらかというと奇抜なアイデアや旨い時の表情表現が楽しかった(それも魅力!)味っ子1や将太の寿司と比べると大人しく見えてしまうかもしれませんね。
お馴染みのあの人やあの人の成長した姿よりも、陽一の息子陽太とその仲間たち、陽一が才能を見出したシオンとアランの成長などがみずみずしく楽しいです。
苦労したがゆえに冷めた目をして突き放し気味なタッキーが最高に好き。
喰いタンの高野先生もゲストでちょこちょこ出てきたり。