読後感が非常に爽やか。一服の清涼感と共にボンネットバスが心の中を駆け抜けていくかのようです。特にひねったオチもないのにまた読みたくなる作品で、最高傑作ではないけれど、最上の佳作。こんなガイドさんに出会えたら観光地の景色なんか頭に入らないでしょう。それに引野氏の絵柄が好みです。明奈ちゃんの魅力を充分に引き出せる描き方はこの先生しかできないでしょうね。で、この作品はバスガイド版ビッグウイングでしょうか。これも夢中になって読みましたね。(このスキマさんに無いのが残念ですが)閑話休題、このみんなのバスで一番のお気に入りは14話。水着姿も撮らせてくれるガイドさんなんて他にはいないでしょう。街中であのタイプのバスを見かけたら、(まず見かけないだろうけど)明奈ちゃんを探してしまいそうだ……。