「SF・近未来マンガ特集」とは有難い企画だとおもったので少し読んでみる。とりあえず企画名にも名が入っている本作。読み始めた時はやや平凡に見えていたのが、しかし或る場面で退屈な印象は一蹴。これは驚かされた。再読して、アイディアを最大限に生かすため、伏線や画面構成が練られていたから出来た芸当なのだと本当に感心した。アイディア頼りの作品は後の続かないイメージが有るのでとりあえず平均点(3)で★付けしたけれど、もしこのあと化けたら★5でも足りない、とんでもない作品になる…。少なくともそうなる可能性は残したまま試読分をこなしたように見えた。