文句なしの神作でした。「受けの過去がキツイので苦手な人注意」と他サイトレビューにあったので尻込みしてましたが、「オフステージラブサイド」があまりにも良かったので、やはり本作も読まねばと思い去年の11月に読破。いや~本当にかもめさんの絵柄は欧米人キャラに合いますね。前述作や「コントラディクト」と違って、大人っぽいイケメン2人のスーツ姿やタキシード姿、ハット姿、バスローブ姿に加えて、さらに美しい裸体も思う存分堪能できて、え、私最近なんかデカめの功徳積んだっけ?と脳内若干バグるぐらいの眼福を堪能。特に目と指だけで表せる表情描写がすごい。饒舌で、色っぽい。かもめさんギャグもちゃんと健在。でも人種差別や禁酒法、マフィア、大恐慌などが関わってくるシリアスなお話で、5話でギャー!どうなるん?!心臓バックバク。まるでハリウッド映画を観ているようでした。大島かもめさん好きならぜひこれは読むべきです。他サイトには「今までに読んだBL作品のベスト5に入る」とも書かれてましたが、大いに納得。試し読みが35ページもあるのでぜひ。ラストが…という方もいらっしゃいますが、私はあのラストはちゃんと希望が持てるラストで納得でした。