好きです。絵がとにかくキレイ!眼福イケメンたち(見分けつかないぐらい似てるキャラが多いのが残念)がちょっと優しくされただけで一目ぼれとか運命の人だとか言い出すけど、本命はずっと同じ、というベッタベタな(褒めてる)ハーレムものです。別作家さんですが、みなみ遥(=南かずか)さん大好きな私にとってはこういうちょっと"一見"ワンパターン(すまそ)で水戸肛、じゃない黄門的な(印籠を出すタイミング=えr)作品はバッチ来い、「そうそうこういうのでいいんだよ」実家のような安心感でした。中身が全くないわけではありませんのでご安心を。キュンもあります!七福神をモチーフにした設定とストーリーも面白いし、7番目の神でやっとテンプレじゃない違うタイプ(ガタイが良い醤油顔)のイケメンが出てきて非常に嬉しかった。本作を愛せるかどうかは、ツンデレ主人公のなっっっがいツン期間にどれだけ待ちくたびれずに耐えられるかにかかっているとも言えます。
ちなみに同じ作家さんの「ディレイル」は作風がガラリと変わり、なんと某サイトの2021ディープ部門6位ランクイン作品で、絵柄が少しみちのくアタミさんっぽくなって艶っぽいんです。激しくオススメなのでご興味あればそちらもぜひ。しかも相葉さんて、2011年からずっとコンスタントにBL作品を30作近くも出し続けてらっしゃるベテランさんなんですね、絵力などの実力が高いのも頷けます。某米「女性漫画(TL含め)を描いていたがBLに手を出した」んじゃなくて、BL・TLの著作数(TLの方が圧倒的に少ない&しかもアンソロジーがほとんど)およびそれぞれの発行年月日から言って完全に逆です。
★マイナス1理由:①男なのに嫁呼びが当たり前 ②物事をイチイチ男女の恋愛に言い換える ③事あるごとに受けをイチイチ女扱いする。
もちろんこういう作品いっぱいありますけど、本作は特にこの3点がひじょ~~~に目立った気がしたので少し萎えました。
以上が大丈夫な人にはオススメです。このサムネ表紙がたまたま女の子っぽい作画なだけで、中身はちゃんと男っぽいですよ。