「バラ色の時代」が読後しばし呆然とするぐらいの圧倒的神作で、本作はその攻めである組長の息子2人、智巳(ともみ、弟)x巽(兄)と、巽の友人であるチンピラ辰吾、計3人にまつわるスピンオフです。果たして巽はどちらを選ぶのか。スピンオフ元を読まなくても楽しめるとは思いますが、あちらの受け(右介)も出てくるし、もちろん読まれた方がより深く理解できます。愛するとは、愛されるとは、純愛とは・・・そしてなぜ主人公たちがそうなったのか、父親(スピンオフ元の攻め)は関係あるのか?・・・コマの一つ一つに意味があります。この頃は著作にドロッドロの三角関係やダークな描写が多く、ごりっごりの「闇シビト時代」(勝手にそう呼んでる)なので、暴力や近親相姦、モブられなどの歪んだ愛欲表現を含み、どちらもかなり読む人を選びますが、特に上述のスピンオフ元はMy神作で、ものすごくオススメなので余力がある人はぜひ。主人公のスマホ着歴に「溺れる」の2人、ハチとハセオの名前があるので友人なんでしょう。んで朝からカツ食う弟がくっそイケメン。ちなみにこういう系統がお好きな方には「シュガーダーク」もオススメなのでぜひ。