ゾッとするほど愛らしい絵柄、美しい地球の絵に、ゾッとするようなとてつもなく残酷な世界観。
生まれつき長寿の「ネオテニイ」の子供たちが主人公。彼らは「ダフネー症」という短命の病気を持った女性に出会ったことから人生が一変します。
ネオテニイの両親や兄弟がネオテニイとは限らず、弟や自分より後に生まれた人を見送ることもある。死も子を産むこともパートナーを決めることも全て誰かに決められている。ダフネー症の人間はほぼ人権がない……などなど気が重くなる設定が随所にあります。
パートナーになるのは異性同性どちらでも構わない、Aセクシャルというパートナーを結ばない人もいる、というのは少しだけ救いに感じたかも。それでもガチガチな決まりに縛られていますがね。
しんどいけれど続きを読まずにいられません。