『私が愛したのは世界で一番危ない男』 渚は入院中の祖母にかわり老舗の銭湯『梅の湯』をひとりで切り盛りしている。 ある日ふらりとやってきたのは金髪のイケメン外国人・シリウス。 梅の湯（それとも渚？）を気にいってしまった彼は、なんと住み込みバイトを希望!? 有無を言わさぬ押しの強さで彼と同居することになってしまったのだが…。 ことあるごとに強引なスキンシップで渚に迫るシリウス。 そんな彼に初めは戸惑っていたものの、何よりも渚を大切にしてくれるシリウスの優しさに心を惹かれていく。 『でも私、彼の名前しか知らない…』 生まれてくる不安をかき消すように、ふたりは体を重ねていく。 そんな中、渚と梅の湯を悲劇が襲い、シリウスの意外な正体が語られるのだが―――。 『たとえ貴方が何者であっても、ずっと一緒にいたい…』