日本で最も美しい姫路城の白鷺(はくろ)は、信じていた殿から裏切られ競売にかけられてしまう。 せめてもの復讐に安く買い叩かれてやろうとワザとボロボロになっていたら、価値を証明するためと公衆の面前で辱められることに! 密かに白鷺を愛する江戸城の竹千代は、彼を守るため全財産をもって競売に臨むが、その総額を上回る金額で白鷺を競り落とさんとする男が現れた。その名はドイツの城、ノイス・ヴァン・シュタイン! 「その落札ちょっと待った!」。無理を承知で一旦競りを預けさせろと啖呵を切る竹千代。 彼は白鷺の操を守りきることが出来るのか!? (単話5話分をまとめた合本版)