完結済みなので一気に読んで欲しいです。とても怖い描写の多い、謎の多い、お話です。気味が悪いからと、読むのをやめる方も多いと思いますが、それでも、もし、もっと深く読んで頂けるなら、必ず心のいろんな隙間を埋めてくれる、そういう温かい気持ちが物語の奥に眠っていることをお伝えしておきます。人の欲がどれほど怖いもので、寂しいものか。本当の恐怖を生んでいるのは私たち自身の闇なのだと感じました。恐れず、立ち向かう。そういう勇気を少しずつ積み上げていく道のりには、あなた一人ではない、たくさんの人との関りと思いやりがあり、私たちは独りではない、そう思いながら、この物語と、続編の「解」を読ませて頂きました。購入して一気に読んでよかった。