これは名作。ハジさんの大好きな世界観をこれでもかとたっくさん詰め込んだ作品で、「タヒ体回収屋(掃除屋)を営むボーズ頭褐色肌ガテン系(表紙上)xセクサロイド(表紙左下)」と、後半にもう1組アリ。ハジさんは相変わらず体の作画が美しく、えrいし、外国の雰囲気や言葉・文字をカッコよく散りばめるのがすごく上手い。タイトルは英語で「足かせ」で、回収屋の社名、ミス・グロックの「glock」は「拳銃」、コルツフットファミリーの「coltsfoot」はタンポポの一種でもありますが、もともと「仔馬の足」を意味します。なので一族は頭がヤギさんなのかな。ケモナーにはたまらない世界観だと思います。表紙からもお分かりのとおり、ヤッ○ーマンのオマージュ的キャラや、「DOUBLE HOUND」「Badass」でお馴染みの生き物型ケータイ端末(ペットロボ)が出てきますし、仮面ラ○ダーっぽい人(中身は人間)も登場。メインキャラの一人である紙袋かぶったノンケ男性バージルも、スーツに黒髪ロン毛、シャツ前をはだけさせてソファで仮眠取ったり、とにかく色っぽい!しかもその驚愕の素顔がーーーー!!これは購入してその目でお確かめください・・・(息も絶え絶え)。後半で彼の幼馴染との逸話も出てきますが、そこで冒頭の暴力描写の意味が明らかになり、読者がバージルに抱くイメージがこれで完全に・・・!(ネタバレになるので言えない)合冊版が出るのをずーーーっと待っていましたが、最終話7が出て約8年たってもいまだに続編も合冊版も出ないので、分冊で買うしか読む方法はないようです。スピンオフの「DOUBLE HOUND」は本作に出てくるコールボーイのヤクモ(本作表紙の真ん中)が受けなので、余力があればそちらもぜひ。