夢師アリスは「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造や「アウターゾーン」のミザリーのような立場のキャラクターです。
アリスが狂言回しとして各話の登場人物達に絡んだり、見届け人となったり、案内人になったり、「最終章アリスの履歴書(前・後編)」ではアリスが主人公になります。
1話完結、または前後2話完結の話ばかりなので読みやすいと思います。
書込みがすごくて読むのに体力が要りますが、どの話をとっても最高です。
ネタバレになるので詳しく書けないのですが、下巻の伊豆警察署のところで声が出て泣きました。
涙がいきなり出てきて止まらなかったです。
読みながら、なんでだかエニグマ解読のアラン・チューリングの最期のことを思い返して、めちゃくちゃ泣きました。