タイトルといかにもCGぽさのある表紙で損をしていそう(ごめんなさい)。私も今日読むまで全然違う内容を思い浮かべていた。ゴリッゴリの戦いありの過酷な世界観のファンタジーです。他の田村先生の作品よりはほんわかしてるけれど。猫mix犬mixという喋る獣人のいる世界で悪さをする「ねずみ」と戦いながらさらわれた息子を探す戦士と、息子の唯一の手がかりである猫mixの「とらじ」が困難を越えていくお話。すごく好み。とらじは猫なので猫らしさ猫あるあるがたっぷり描かれているのがとても良い。それにしても「ミステリと言う勿れ」の藪さんのような主人公である。プーチェン博士がとても良いですね。