A*****さんのレビュー一覧

ノストラダムス・愛伝説
コミック・ノストラダムスという今考えるととんでもないタイトルの雑誌で連載されていた看板漫画。愛する人の死すら予知してしまうノストラダムスの悲しいラブストーリー。やまさき拓味氏の描く女の子がとても可愛らしい。数多い小池一夫作品の中でも原作者本人も登場する漫画はこれだけじゃあないかなぁ。
サンガース
人類に災いをもたらす108の新人類『M』にチベット密教僧(サンガース)の少年、聖崇と何故か選ばれし者となったヤンキー、W浅野のコンビが挑む超能力バトルもの。ヤンキーが数珠をもって異星体に憑依された新人類と戦うというぶっ飛んだ内容で今読んでも普通に面白い。『グル』やら『ポア』やらおなじみの単語が出てきたり異星体のリーダーが宗教カルトっぽい組織を立ち上げたり色々とあの事件を思い出させるが89年~90年に連載ということで事件前。
妖かし丸
女犯坊、超劇画聖徳太子の原作者滝沢解氏と御用牙の神田たけ志氏が組んだ作品。戦国時代を舞台に天狗の面を被った少年と妖かし丸と名乗る少女がド外道この上ない戦国武将らを豪快に懲らしめて回る勧善懲悪(笑)もの。悪党の懲らしめ方が城を物理的に潰すなどド派手でやたらと爆発した90年代アクション映画のようでスッキリする面白さ。申し訳程度青春っぽい。
木曜日のリカ
ノーベル殺人賞のインパクトはすごいが殺人賞をただ一人受賞した女にしては結構ヘマもする上感情に流され過ぎる人情派な主人公。 主人公も初々しければ原作者小池一夫氏も語り言葉の特徴的な表現である「ん」を『ン』とカタカナで書いていない為こちらもまた初々しい。
鬼哭忍伝霊牙
作者の代表作ゴッドサイダーの外伝的作品。主人公鬼哭霊気の先祖、霊馬、霊次、霊牙の3人の活躍が描かれる戦国忍者物。ゴッドサイダーと異なり悪魔や仏などの宗教、オカルト要素が一切ない純粋な忍者漫画となっている。第一部、霊馬編は子連れ狼に似ており息子霊牙を背負い、愛妻の敵である織田信長の命を狙う。第二部霊牙編は叔父霊次に育てられた霊牙の活躍を描いている。2巻と短いものの情報量が多く読みごたえがある。
殺医ドクター蘭丸
現代版仕事人。藤枝梅安に近い内容。昼間はドジでお人好し、女性に弱くお酒とカステラが大好きな町医者だがひとたび『侵殺』依頼が入ると白衣を裏返し、社会の病巣を切除する黒衣の『殺医ドクター』へと変貌する。90年代後半くらいからヤングジャンプで連載していたと記憶していますが、この手の漫画がつまらないわけもなく今読んでも非常に面白いです。
CUFFSカフス-傷だらけの街-
前作終盤の男死利祭り以降のお話を書いた続編。留学から帰国した主人公が見た達川町は国家の管理の下、不良という存在を一切排除する町となっていた。かつての仲間たちも動乱の中再編され敵として立ちはだかるなど前作以上にハードな展開で読ませる内容となっています。続巻を希望。
外道坊
外道の始末は、外道に任せろ!!仏法の枠から外れた外道坊が外道共を地獄に叩き落とすダークヒーロー系漫画。毎回出てくる外道が本当に外道で被害者が結構ひどい目にあう胸糞展開が多いです。外道も容赦ないですが外道坊もまた容赦がない。問答無用で悪党を始末します。 そんな殺伐とした作風ながら外道の始末シーンでお約束のように入る前世暴きからの民明書房刊パロディが一服の清涼剤になっているのか嫌な余韻が残らない不思議な漫画。小沢仁志主演で実写化もしているようで実写化しようというだけの面白さはあります。
CUFFS ~傷だらけの地図~
前半は割とありがちなヤンキー格闘でしたが中盤イナーキ戦辺りからの迫力ある戦闘シーン、ジャッキー・チェンのような空間を利用した戦闘スタイルに普段ヤンキー漫画を読まない私でも引き込まれてしまいました。ちょっと古めですが映画ネタが多い点も楽しめました。(皇帝ミンやらデスウィッシュやら)
ザ・グリーンアイズ
ターザンよろしくアマゾンの密林で育った主人公が自然の力を利用して悪のバイオテクノロジー集団に立ち向かうという物語。ゴッドサイダーのエログロホラーテイストの延長ですがそこが好きな私としては最後まで楽しめました。自然そのものを駆使した戦闘スタイルは斬新で悪くはない作品ですが連載当時を考えると当時の読者はすでに生物兵器人間というネタを本作連載前に終わった原哲夫のCYBERブルー(バイオビーイング)、ジョジョ第二部(究極生物カーズ)で触れており物足りなさを感じたのかもしれません。メタルK,ゴッドサイダー時の反逆児さがないので★4つ。
大奥
家族を侍に殺された主人公の美少年、耕太は大奥を追放されたかつての実力者の婆さんの力を借り、侍社会の長である将軍に復讐するため女装し、おこうとして大奥に潜入する。男が復讐のため大奥に潜入する、これだけですでに発想が面白い。首尾よく女として潜入したはよかったが男子禁制の女の園には魑魅魍魎より恐ろしい強敵たちが待ち受けていた!面白いだけでなく全編フルカラー。非常に綺麗なタッチで怨憎渦巻く大奥の世界を見事に描いております。女性はもとよりちょっと大奥を覗いてみたい男性にもオススメの漫画です。
大菩薩峠 第一章・第一部
ふくしま政美の描く妖艶な剣の世界。大菩薩峠の漫画化です。大菩薩峠で滝修行をする親子、主人公机竜之助は母親の背中に菩薩の刺青を見るや否やいきなり切りつけた!トンデモな展開で始まる本作、オールカラー、作者がヨコヨミと称する見開きの迫力ある作品ですのでタブレットやPCといった大きめの画面で読むことをオススメします。
むさしの無
ふくしま政美版宮本武蔵。女犯坊や超劇画聖徳太子時代の破壊的な迫力、グロテスクは若干失われていますが画力もはるかに向上し、醜さと美しさを兼ね備えた独特のタッチに昇華している。残念ながら二部、6話までで続いておりませんが進化したふくしまワールドは一見の価値あり。
浅草人
中華一番の作者さんだけあってクオリティの高い料理漫画なのですが何故か一巻のみ。実に勿体ない作品です。
御用牙
江戸の平和を守るためなら手段は択ばない十手者のダークヒーロー漫画。一話一話のページ数がかなりあるため通しで読むと疲れる作品ですがスキマのように一日数話ならば疲れずに読める。こういうサービスと相性がいい作品です。毎回奇抜なアイディアと気風の良さで江戸の難題を解決していく前半、展開が凄まじい中盤の妖怪編、終盤投げやりになりがちな小池作品にあって珍しくそうでない後半と飽きが来ない内容でオススメ。
格闘士ローマの星
古代ローマの剣闘士をテーマとした作品。同じふくしま政美の漫画(聖マッスル、女犯坊主、超劇画聖徳太子)と比べると毒気がなくパワー不足ですが流石名原作者、梶原一騎だけあって王道を踏まえた読ませる内容になっています。 梶原原作の他の格闘、スポーツ漫画と大きく異なるのは中盤主人公がキリスト教と出会い、殺すか、殺されるかしかない中でキリスト者として相手と戦うべきか苦悩する点。いろいろな変化球で楽しませてくれます。
メカ硬派
手塚タッチの健忘症トラブルメーカーの博士と本宮ひろしタッチの硬派ロボ、ゲルの字のドタバタコメディ漫画。田中圭一らしいトチ狂った内容で毎回お約束の如くゲルの字のパンチで血反吐を吐く博士がいい感じにやみつきになる。スキマ時間に読むにはもってこいの作品。
不動 極道戦国志
三池崇史監督、谷原章介主演で実写化されている作品。なるほど、実写化しようと思うだけの良い内容になっています。 実写版はいくつかの設定を変えてより面白くなるようブラッシュアップされていますが原作漫画版も2巻という短いストーリーながら良作としての要素が詰まっています。
超劇画 聖徳太子
こんなに読み手を選ぶ作品はそうそうないと思うが、是非読んでみていただきたい。聖徳太子をテーマにしながらなぜこのような作品が世に生まれたのか…圧倒的にトチ狂った世界観に困惑し、また衝撃を受けること間違いなし!
餓鬼の惑星
小島剛夕作品では孫悟空と並んでわけのわからない漫画だと思っていたが原作者が女犯坊、超劇画聖徳太子と同じ人だと知って妙に納得。 2047年、地球は、核の炎に包まれた。あらゆる生命体は、絶滅したかに見えた。しかし、人類は死に絶えてはいなかった。なんていう北斗の拳テイストな背景ではありますが、圧倒的食糧不足からカニバリズムが横行する世界観となっています。人が人を喰らう餓鬼地獄と化した未来世界でひたすら人間らしくあろうとする主人公愛と子供たち。変な漫画ですが面白いです。途中ストームトルーパー もどきも出ます!
メタルK
みんなのトラウマ『メタルK』が無料で読めるとは…いい時代になりました。ジャンプ連載開始時、巻頭カラーから以後終了までずっと巻末連載だったと思いますがドラゴンボールに北斗の拳、聖闘士星矢にキン肉マンと伝説的漫画がしのぎを削っていた1986年の黄金期ジャンプにあってエログロバイオレンスのホラー復讐劇の本作はあまりに異質すぎた。そんな時代にあえて挑戦し本作を叩きつけた巻来先生はスゴい!続編も是非読めるようになるとファンとしては嬉しいです。
首斬り朝
主人公よりも首を討たれる側の町人の回想録が多く人間ドラマ的な作品となっている。斬首という血生臭いテーマにもかかわらずおどろおどろしさが無く、しっとりとした静けさが感じられ妙に癒される。朝右衛門はスピンオフの畳捕り傘次郎にも登場するので読み終えた方はそちらもご覧いただきたい。
聖マッスル
強烈なまでに濃い味の絵柄&ストーリーは読む人を選ぶがぜひ読んでいただきたい。読み進めるうちにきっと心の中で「聖マッスル!聖マッスル」とマッスルコールを上げていることでしょう。 男らしさとは、正義とは、筋肉とは、人生で大切なことを教えてくれる作品です。
片恋さぶろう
小池一夫作品の隠れた名作のひとつ。他の小池作品ではある者は離れ離れになった女を命がけで探し求め、またある者は失った女のために復讐鬼となるが本作では決して結ばれることのない最愛の女性のために命を懸けて仕える男の物語。こういう愛の形もまた素晴らしい。
連環 日本書紀
超上級者向け小池一夫作品。 天武天皇は時空エ〇リアンだった!レインスティックが欲しくなります。
春が来た
小池先生の漫画には多数の女性が登場し、女性に不幸があり退場しても大抵は次の話で別の女性が出てくるものだが本作は次の女性が登場せずに話が進行するという非常に珍しいパターンの作品。 話としては悲惨だがそれに負けじと懸命に生きる老人二人の姿に何故かほっこりさせられる。
忘れ苦兵衛
小池一夫&神江里見のタッグの作品。同じタッグの作品で一番有名な作品は弐十手物語だと思うが、弐十手終盤のトンデモ展開の原点は間違いなく本作だと思う。貴重な作品
ケイの凄春
小池一夫原作の女性キャラはたいていが登場しては話の都合ですぐ死んでしまいまた次の女性が登場したり、死なないまでも数が増え、ハーレム化する漫画が多く、読んでいると疲れが出てくるが、本作は凄春のタイトルの通り主人公のケイはたった一人愛した女性に凄まじいまでの愛を捧げる癒し系。同じテーマの作品に青春動物園ズウと片恋さぶろうがあるがこちらもおすすめしたい。
女犯坊 第一部 怒恨鉄槌編
一日待つだけで女犯坊が毎日読める…いい時代になったものだ
X

SNSでみんなに教える

ツイートする シェアする
Loading...