obmoricさんのレビュー一覧

猫のジボリと暮らしています。
これは、考え落ちだなあ。ジボリの声は主人公の声だったのね。だから主人公の願いの一端が叶った時、その時はネコの声で鳴いた。この後彼とうまくいったときには、ジボリはいなくなるのでしょうね。せつないなあ。

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モノクロイエスタデイ
この先生の作品好き。表題のモノクロ云々。これさ構図がうまいよね。納屋の中をやや斜めに描いたり、男の子の向こうの女の子とかの構図。味があります。入道雲。自筆ならすごいな。コンピューターなら簡単ね。 最終頁。ちなみに実像なら手前のひまわりと遠方の雲と二つにピントは合わないのよ。それはすごくロングに撮っても無理なのね。ここらあたりが漫画や絵画の醍醐味だと思うのです。 おじいちゃんの言葉。後悔ばかり……。それは私もそうです。そこで彼女は泣いた。私も少し泣きました。のちに作者のコメントがありましたが、それもなかなかです。もっと私の心に傷を入れてください。大賞をおとりになった。納得です。秀作でした。
同棲活動
すごい、すごい。本当に面白い。感情が少しづつ彼女に移っていくさまが本当に上手く描けている。そして後半の出来事、ちょっとしたボタンの掛け違いが友情だって恋愛感情だって無くなってしまう事ってあるよね。でもこの主人公は全部大事にして無くさなかった。こんなに心のひだを上手に描いた作品は久しぶりに見たわ。最高点です。 え? 何? これ書いたの『男性』? おっと、腰が抜けてしまいました。
僕 BOKU
う~ん。ボクシング漫画は好きなので結構見るんだけどね。色々と引っかかるんだよね。描写で行けばパンチが当たった時の粉砕骨折したような顔面。あれじゃあすぐに死んじゃうよ。そして耳からの出血を三半規管からと書いているけどあんな動脈も静脈も通っていない場所からあんなドロッとした血は出ないよ。あれは脳からの出血と考えるのが正しい。つまり彼はあの直後か、よくても試合後には死んでいる。 愛花さんは最後どうなったのかな? わざわざ試合場まで来てさ、この辺りも消化不良ね。 そしてラスト、裸になって飛び降りたの? もしくは妄想? だとしたら描写が拙すぎる。支離滅裂としか見えない。 ただね『僕のめざめ」で百恵さんと結婚したシーンが妄想で出てきたけど。これがラストならよかったのになあ。 少々、いや違うわね。大いに残念でした。 2019年3月3日

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花板虹子【完全版】
この一週間くらいでこの先生の話を四作読みました。板前、囲碁、金貸し、そしてこの女板長。全部驚くほど面白かったんだけど、なにか共通してるなあって考えていたら判りました。それは『情』なの。彼女が戦う相手に最後持つものは情けであり、自分の同僚に持つのも情なのね。そして最大のライバルである人物を『自分を成長させてくれた人物』として嘘のような感謝の情を送る。そしてこの周りの自分勝手だった人物がこの花板の『情』によってみんな味方になっていく。ものすごい魅力的な人なのね。いや、ちがうわ、これを人徳というのかな? すごい話ね。この先生もうそろそろ七〇歳近くなろうとしてらっしゃる。もう一作くらい作ってくれないかしら。もっと読みたいね。 2019年3月1日 違反報告
裏通り雷人
この人絶対に闇金に向いてないよね。 ちょっとしたきっかけで知り合った闇金の人に話を聞いたんだけど「心中したらどうするのさ」ってきいたら「その時は許す」って言ったんだよ。「許す」だよ。その見返りは「死」だよ。 それを知っているだけにこの主人公に感情移入してしまいました。いい人だよ。頑張れよって思ってしまいました。 2019年2月26日 違反報告 0
板前鬼政
良くできたおはなしです。木枯し紋次郎のように関わりたくはないのにかかわってしまうバカな板前、結局は様々な場所で人を助けながらたった一人の身内を探す。紙一重のところで妹とすれ違うって部分は昔のドラマによくあった手法だけど。やっぱり悲しいよね。 ラストは大人ね。彼はこれからも妹を探し続けるという未来を探るような形で終わる。これは恐らく死ぬまで妹とは会えないということを意味しているのでしょうね。悲しい物語でした。
日々碁席
へえ、これはなかなか深い物語だ事。人生と言うジグソーパズルの最初の一枚を探すことと、一番難しい中盤当たりの詰め方などを物語にしたようなお話。このお話悪人が全然いないのね。それが物語の品位を上げています。お侍さんの話も良かったけど。これもなかなかでした。最終話が特にジーンときました。
侍やめます
その時代を明確に記する、本当はそれを時代劇というのかもしれないね。武士の世の中があちこちで疲弊していた時代(こんなに早くからだったのね)を書いた作品。 これを名作と言わず何を名作というのか。 おい、おい、太秦のクリエーターよ。いつまで黄門や桜吹雪なんかの古くからある時代劇の焼き直しをしてるんだよ。むかし一世を風靡した木枯し紋次郎は『殺陣』を無視した本当の切り合いで受けたんだよな。それは常識を破ったってことじゃん。貴様らどうしてこの作品を映像化しないんだ? 頑張ってくれよ。日本の時代の一部を残す物語って大事でしょ。クリエーターって常識とセオリーとジンクスは破るためにあるんじゃなかったっけ。映像化して頂戴。唇の太い主人公を探して下さいね。それとそんなことはしないと思うけど。この作者の著作権分以上の報酬をお忘れないようにね。
看護婦物語-SACHI-【分冊版】
冒頭から始まる不幸の連鎖、人生『泣きっ面にハチ』ってことってあるよね。しかし初めの二巻はちょっと作成が安直。先が簡単に読めてしまう。それと何故彼がアメリカから帰ってからの話や、おじさまのところの甥との事を書かなかったの? ずいぶん匂わせておいて。でもね看護婦(いまは看護師)になってからの話は面白かったな。バングラディッシュの項なんかホスピタリティの賜物だもんね。このあたりをもっと根を詰めて書いたら恐らく、名作であり大作のナースステーションとは別の意味での世界を広げられたのにと思います。
愛蔵版 同棲時代
この作品は、ポエムでありエッセイであり。そして壮大な物語だわ。絵は時に写実、あるいは抽象、そして幻想的といくつもの扉を持ってらっしゃる。この作品、調べてみると漫画の連載は一年半続くのだけど、連載一年目にすでにテレビドラマになっているのね。そしてその二か月後には映画発表と相当なスピードで映像化されているの。それほど社会的にエポックメーキングな出来事だったみたいね。、読む前は刹那的に生きた若者物語と思っていたけれど(そういう部分もある)本日初めて読んでみてそれだけではない大作という事が分かりました。是非読んで欲しい逸品です。
東京千夜一夜
やっぱりこの先生天才だなあ。この先生わたしが子供のころから知っているのよ。作品名は覚えていないけどね。このだらだらねたねたと書くストーリ。誰もが経験する『自堕落』を文字として、絵として残す。こんな作家ほかにいないでしょ。そんなこと普通絵にしたって誰が読むのよ。でもこの人の作品はファンがいるのね。その一人が私です。みんな読んでね。
MISOJI
なんでしょね、大人の皮を被った。大人になれない大人が。様々なジレンマを性にぶつけたお話かな。ラスト二枚までは読ませるのよ。後の二枚をも少し煮詰められれば違うと思うのだけど、つい一分前まで女の体がどうとか言っている人が突然税理士ってねえ。この先生にありがちな展開なんだけど。大いにもったいないわ。でもこの先生の話すきなのよね。やめられないわ。
サーキットの狼II モデナの剣
昔、バイクの物語を少しだけ読んだけど。あまり記憶がないのです。あまり期待せずに読み始めると。面白い面白い。こんな軽いアプローチで落ちる女なんているのかしらって思うけど。いるかもねって思わせる「筆力」があります。これだいぶ編集さんの手が入っているわね。三度の記憶喪失。ラストのリエちゃんの行動。このあたりにそれを感じます。読み応え有りましたよ。一度だけ男気を見せて抱かなかった女がラスト、その落ちも大人でした。他のも読んでみよっと。
内臓いっこ取っちゃった
内臓一個っていうから腎臓かと思ったら、胆嚢? あれ一つしかないじゃん。取っていいの? 大丈夫なの? CRP(炎症反応)、あんなに高くなるんだね。で、あんなに大きな胆石だったの? 大変だったね。ごめんね質問ばかりで。これさあ四コマじゃないほうが良かったんじゃないの? でも面白かったですよ。気の優しい可愛い作者さんでした。

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蕾ちゃん、忘れモノない?
この先生の作品好きなのです。 今回の作品は以前読んだ「菊ちゃん」の物語二作品の後に読みましたが、ペンが一番「走っている」と思いました。恋愛漫画に必須なやきもき感や、すれ違い度合いがこれでもかって言うほど詰め込まれていてすごく好きです。でも……どうして評価が三点かというと、義理母と関係を持った事がすべてを台無しにしたと感じたのです。その事実がこの物語に大きな影響を与えたとは思えず、さりとて必要であったとも思えない。本人も書いておられましたが「死」を安易に扱うのは×と。これこそそうなのではないの? のちに影響を残す死であるべきと書かれてありましたがこれが義母との関係後の死から何かを得たと言うのは「無理くり」に感じます。私にとってこのシーンがこの物語のすべてを台無しにしてしまったと感じています。一気に下劣に感じてしまいました。とっても残念でした。
鬼嫁と結婚してしまった結果
この鬼、実力を持ったまあいわゆる精神的な子供。それを優しく包む旦那。そして自分の悪い所を直そうとしている嫁鬼。出来ればもっとね読みたいよね。でもよかったわよ。
ゴーゴーガールズ
「甘えた関係」からこっちに来ました。逆の流れね。この先生の書くこのシリーズ面白いわ。この作品中ではママさんと外人の新主人そして元パパ以外はみんな若いのね。若い時の特徴というのは自らに「自信がない」のに、妙な虚栄心があるのよ。それがいつも相殺しあいつつ、ああでもないこうでもないって悩んじゃうのよね。大人から見るとそんなことで悩まなくてもって見えちゃうけど。多分ね私が若い時もきっとそうだったのよね。その「人」としての「足らず」を本当にこれでもかって見せてくれている。その視線が若かったころの私の心をくすぐるの。たまらないわ。みんな、読んでみたら? 多分懐かしい苦さを思い出すわよ。
ヒーローマスク
この作品。まだ読み放題の時に読んだのよね。絵は一見タツノコプロの作品か? って思いました。個性的ないい絵だと思います。マスクを着けると力が増すと言う設定も魅力的ね。 その力を悪に使うってのも考えられるシナリオです。全体によくまとまっているんだけど。全てのライバルとの決着があまりにも呆気なく。加えて二度と出てこないというのはどうかな? バルタン星人だってガラモンだって復讐に来たわよ。まあ、その部分だけが引っかかりました。でも良くまとまったいい作品だと思います。
スパイシー・カフェガール
すごいマンガね。絵はアメコミ風で、舞台は日本。出演者は多国籍で料理はタイ。アメコミで日本のやくざを書くと目が殆ど点なのね。笑えたわ。で、作品なのですが。物語はすごく良くできた設定とキャストさらに流れるような展開。漫画の枠を超えていると思います。これ実車にしたいよね。マスターは松田優作(もう居ないけど)をあのヘアスタイルにしてさ。まだ私の知らないこんな有望な作家がいたのね。是非読まれたし、損はしないわ。
チュー坊がふたり
その昔陸奥A子先生と双璧を成す人気者だった田淵先生。今この時代に先生の新作を読めるなんて、最高の幸せです。絵柄は大いに変わったけど其処ここに昔の面影が見えます。で、今更ですが田淵先生やっぱり好きです。黄昏時に見つけられなくても、今見つけたからそれで充分です。みんな、ここに田淵先生が待ってるよ。読んでみたら。
ピカイチ!
中々のものでした。面白かった。ただコンピュータを使っていなくとも、仕入れは在庫になるわね(作中出てきた、赤ボールペンとか消しゴムね)でも販売は別の物品。ここで仕入れた物は帳簿上在庫として残るんじゃない? 棚卸の際に絶対合わないよね。先様だって納品されたのはボールペンで実際は機械部品なんてなるとここでも在庫は合わなくなるわ。ここどうするの?  でね、何だか最後は一気に終わっちゃったわね。でさあ、あおいちゃんのことはどうなったのよ? ラストページの一つ前に東洋人ぽい女性の後ろ姿があったけど、それがそうなの? あおいちゃんに特別な感情が生まれてきた、なんて書いているんだからそこんとこしっかりして欲しいわよね。でも展開も手ごろな速さでさすがの一言でした。
ウッドストック
なにこれ、すごい臨場感! 本当に音が聞こえてきそう。絵も迫力があって引き込まれます。偽物が出てくるなんてなんて凝ったストーリー。引き込まれます。Woodstockって知らないんだけど、なんだか知っていたような気になるわあ。まだ途中なので続きが楽しみです
戦国自衛隊
いやあ、驚きました。こんな内容だったとは、これ確か映画になったよね。ラストが秀逸です。これこそ漫画の醍醐味だと感じました。
ちょっと美人ドクター?
ラスト大人だなあ。作中全く男女の関係を感じさせずに最後にライトキス。痺れます。医学の中身も手を抜かずキッチリと調べてあり読み応えありました。良い作品です。
靴cream
私は靴が好きで最近減らしましたけど100足は持っています。皮底の良さも、硬いラバーソールの良さも知っています。でもこの作品、靴の本当の深みを書いていない、加水分解くらい書くべきでしょ? で、何よこの巻末読み切り。このラストでこの作品の価値が一気に下がってしまいました。
Re:ロード
色々と物語に無理があると思うのね。主人公の真を亡き者にする理由が弱すぎる。これだけ多くの人が血を流したり、死んだり。そうするべき必然性がかなり薄い。なんだかなあって思ってしまうんだけど、正直引き込まれました。どうなる? どうなる? それから、それからって必死で読みました。そして、ラスト。こんな切ない終わりってあるの? あんまりじゃない……でもこのラストでこの作品は名作になったと思います。お見事でした。
年下の惑い猫
以前と変わってレビューを書こうとすると他人のレビューが見えてしまうのね。で、多い質問が「これで終わり?」「まだ続く?」なんだけど。おそらくこれ以上を書かなくとも良いのではないでしょうか。お二人の心中は「推して知るべし」と言う作りでしょ。かく言う私も本当は知りたいのよ。でもね「知るべし」に徹します。
天然少女 萬
親父さんが物語から消えてからこの話は面白くなりました。当初は方向性が決まってなかったような感じかな。まずはね萬に対する暴力シーンはキッチリと警察沙汰にできると思うんだけど、そこはね漫画だから。ね。まあとにかく萬ちゃんは、驚異的に強くなって、驚くほどチャーミングになって、そして時に女の子の恥じらいをもってと、すごい多面体な魅力を持つ女性になりました。ほかには単なる女たらしと思えた岩ノリ眉毛が強かったり、いろいろと奇想天外で面白かった。楽しめましたよ。ありがとね。
古稀堂物語
前作から来ました。これ、すごいわ。主人公もわき役もどんどん磨きがかかってどの人を頭にとってもスピンオフが出来るんじゃないかしら。私もいろいろと漫画も小説も読みましたが、前作も含めて決して長いとは言えないこの物語で出演者全員に個性を持たせられるっていうのは相当の腕ね。良い原作者ということは勿論ですがそれにプラスアルファを加える絵を描ける漫画家さんもすごい腕です。これで辞めないでよ。もっと続けてね (後に、三山先生がご存命でない事を知りました、大変ご無礼なコメント本当に失礼致しました)
骨董屋優子
影を本当にお上手に使った上質の絵。驚くほど緻密な美術(背景)、まずは味のある絵に惹かれました。キャラの立て方もゆっくりと物語に重要なキャラに仕立て上げる。すごい腕だと思いました。骨董なんてと思っていましたが、骨董のうんちくが主ではなくヒューマンドラマが軸で骨董はスパイスというのも素晴らしい設定だと思います。嗚呼、知らないところにこんな秀作が……。ものすごく得をした気分です。名作です。
クレヨンしんちゃん
もう最高。ウイットが効いて、なんて濃いせりふ、本当に臭くおもえるほど面白い。臼井先生の御冥福を心よりお祈り申し上げます。
お水の花道
読み終わってから二時間考えたんだけど。やっぱり石崎さん間違っているわ。同情からとはいえ美奈代さんと人生を供にと思ったのでしょ? 相手が役不足と言ったからって、一度は添い遂げようと思った気持ちは何だったの? そして明菜さん。智さんは妥協の人だったの? 石崎さんがダメだから智さんでいいかと思ったの? 悪いんだけど『打算』の匂いしか感じられないよ。いい作品だったのに、本当に残念です。

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天獄の島
内容は相当無理があり、突っ込みどころはおおいにあるのだけど。そんなことどうでも良いのよ。ラストが全てのあらを隠してくれています。ラストで満点よ。
ゆーとぴあ~銀座ミッドナイトストーリー
昔の話。人待ち喫茶店で時間を間違え一時間も早く着いてしまい。コーヒーをおかわりしても時間は余り、週刊誌もあらかた読んでしまい仕方なく手に取った古い本の中にこの話がありました。第一〇話「曠野へ」身近で似たような事件を見た私は人目もはばからず涙してしまい、思わずトイレにて思いっきり泣いてしまいました。今やっと再びこの作品に会うことが出来たことを本当に嬉しく思います。もうお亡くなりになった空手家であったマキ先生がこんなに切ない話を書いておられたのも感激です。
メロドラマ
1925年。この時代のことはあまり知りませんが、パブロピカソやココ.シャネル位は知っていました。1926年といえば二人とも成功を納めた後ね。このお話冒頭からショウを出すまで僅か一年しか経っていない。ものすごく早い展開、激動の流れね。それ以降も時代に翻弄され、二人は生きていく、でも実子のこともソフィとの事も凄く切ない。夢と現実の差が際立ちます。秀作だと思います。
ゆきのいろ
デイオニソスってギリシャ神話のデュオニュソスのことかしら。それがモチーフかな。最終話が良かったわ。どの世界でもそうだけど自分の好きなものだけを好きなように作っていけるって人は本当に一握りなんだと思うわ。あの藤子F藤雄先生でさえ、ドラえもんのラストまで作っていたのに終わらせてくれないって仰っていたくらいだから。そこで彼女は偉かったわね。そんな画壇から降りるのだから。キャンバスに書かれただろう絵の質はともかく(どうしても漫画家の絵のレベルを超えることが出来ない)おばあちゃんの表情を描いたと言う心意気は正直『素晴らしい』と思いました。
このお話は変な展開ねぇ。前の人も書いておられたけど、野球をすれば良いのにね。まだ6代目も健在なんだから別にやめなくてもねえ。でもでも、このお話も面白~い。読ませる読ませる。読んでいて「次はどうなる? それから、それから?」と必死になってしまいます。又女性陣が可愛い。見た目も性格もちゃんと個性をつけていて、大したものよ。怜ちゃんの腸骨が湾の悪さを止めるってのもすんごい発想。(生体骨移植は適合率が極めて低い。つまりこの二人は運命の二人なのかな)まあ、展開が都合よすぎといえばそうなんだけど、読ませる力っていうのは”そんな事どうでもいいじゃん”って思わせてしまいます。お薦めです。
弾アライブ
変な設定。自宅はボクシングに全然関係のない馬舎、主人公が愛してしまう義母、ちょっとしか出演が無い父親、職業は金探し? 何故かボクシングを習うのは神父と、のちのストーリーに全然響いてきていないこんなややこしい設定必要? それに輪を掛けてライバルも思いつきのような同級生、全てに無理があるというか、必然性に欠けるわ。 でもね。面白かったわあ。次は? 次は? とワクワクしてしまいました。物凄い読ませる力でした。でもねラストは打ち切りだったのかしら? この終わり方は駄目ね。トレーナー「マッキー」との今後も、世界チャンピオンへの挑戦権の事も。そのほかにも色々投げっぱなし。一般的に「落ちていない」話ということになります。ここまで読ませる力がありながらこのラストは本当に残念だわ。
ナチュラル
これ89年の作品なのよね。主人公が超えられない壁をいくつも作って、それを超えさせ成長させる。物語の醍醐味を上手に組んでらっしゃる。さすが大御所。でもすこしだけ言わせてもらうなら、ジョージの死、あんなまぐれ当たりのような事故ではなく必然を持たせればどうだったかしら? ついでに直のお子さん。ジョージの忘れ形見ならもっと深くなったのにな、なんて思いました。時間軸をちょっといじれば何とでも成ったような……。なんてね。でも読み応えがあり面白かったです。
日本一短い母への手紙
親思う心にまさる親心。今更と思われるかもしれませんが敢えて解釈を書きます。子供が親を思う心よりも、親が子供を思う慈愛の心のほうが、深いということわざ。根底にそれが流れている気がする作品達です。もっと読みたいです。
アイとアイザワ
これは何なの? 設定と言いストーリーの緻密さと展開方法と言いキャラ設定も含めて十分にドラマチック。初めて見たときのAKIRAを感じさせるわ。これ多分映像になるわね、楽しみなんだけど。何より続きが見たいわ。
任侠学園
参っちゃうなあ。泣かせないでよ。このお話、権力のあるものがそれを振りかざす事をせず、無いものがトラの威を借りて騒ぐ。逆に権力に依存していたものが必死に頭を使う。この変異が面白く、時に滑稽で。最後は泣かせる。あの腐った高校生達が最後に垂れ幕まで作って理事長を見送ったシーン。これは……これは……。涙物で最上の見せ場でした。お勧めの良作です
死体見学
これは製作途中の解釈でいいのかしら? 興味はそそられます。どうなるんだろう、どうなるんだろうって思いますね。このまま終わらないよね? このままだと「で、その心は?」って問われているみたい。まず扉の水彩画が素晴らしいわ。写真起こしではなくデッサンに感じるのだけど、色使い、墨汁使い。どれも魅力的ね。ふふ、ここで終わっちゃ駄目だよ。
神様がくれた背番号
全く魅力のない主人公なのに引き込まれて涙してしまった。作中に野球は9人でやるものじゃないというシーンがあるが。この物語も脇役全員で作り上げた名作だと思う。努力のハッピーエンドね。 『追記』 もうこれを読む人もいないと思うけれど、このサイトのスタッフにもお礼を言いたいわ。見開き2頁を上手に合わせてくださいました。あれ手作業でないと出来ないのよね。最後のフライのシーンあそこの前段。あれはお見事でした。サンキュー。
素足のメテオライト
まず今読んでいる最中だが『これは凄い』と言っておこう。たいしたものである。この段階で否定する部分が無い。 今読み終わりました。 常識人としていたずらに年月を費やした私にとって、この様な荒唐無稽なストーリに惹かれることなどもう無いだろうと思っていたが、テーマもストーリー展開も絵もキャラにも全てに圧倒され飲み込まれてしまった。最後のシーンでは泡肌さえ立ってしまった。恐らく『名作』だと思う。おススメです。
そんなお水のひとりごと
いやぁ、水商売を思い出したね。あの世界って裏と表がすごく見えるのね。夜はあれほど煌びやかな店内が昼間に見るとカーペットはシミだらけのみすぼらしい飾りだけ立派な場所だったり、客あしらいの凄い上手いホステスが甲斐性のない男に惚れて昼間はくたびれたエプロンの所帯臭い女になっていたり、全身ベルサーチでピンヒールなんか履いているホステスが帰宅前に屋台のラーメンすすってたりね。メッキって剥がれてしまうものなのよ。この主人公も結局は一人の人間で一人の女の子だったのね。冒頭の絵はちょっとひどかったけど、最後のほうは上手くなったね。人の内面を巧みに表現した面白い作品でした。
すっぴんガール
好きよこのおはなし。でもこれ、続きがあるんだよね。初めの彼氏の話も終わってないし、双子の先輩の話も終結していない。なにより発行本(で無かったりしたら、困っちゃうけど)でこの終わり方はありえない。だとしたら、やっぱり最後まで読みたいなあ。ハートマーク入れておくから、続きを宜しく。
女房には向かない女
これは面白いや、一作ごとのオムニバスかとおもいきや、所々次回作につながってそれがまたいい味出してる。ストーリーは有りきたりなんだけどキャラが魅力的ね。ラスト話の最後コマ『おめでたですかな』「いえ、二日酔いで」このシーンで大声出して笑ってしまいました。ダダに似てる、でも笑えたけどね。楽しめますわよ。
関根くんの恋
お話はやきもきさせる面白さでした。 久しぶりに人様のレビューを読んで見ました。で、ふ~んって思いました。わかる人にはわかるんだ。てね。でもわたしには関根さんの魅力がわからないのです。別に特段男前でもないし、性格も主体性が無くはっきりしないしただ単なる器用貧乏なんじゃんって。でもさらちゃんの気持ちは痛いほどわかります。この子は本当に不器用、生き方下手ね、最後はおめでとうでした。お幸せに。
立花菊の甘えた関係
これ、この作品すごいよ。全部のキャラ全て走ってる。彼、3階から飛び降りるなんて普通ないでしょ。生みの親いや、造りの親かな。そんな終わり方しちゃ駄目だよ。どっちのお母さんも能天気すぎ。極め付けは菊ちゃん。貴方、人が良すぎ。幸せになんなさいよ。絵もいいキャラもいい。話も良し。最高点です。
アソビ,しましょう
ちょっと残念ね。せっかくいいキャラを作っているのに活かせていない。最後の話で出てくるシンガーと隣の彼の話をもっと盛り上げて、隣の彼への恋心を芽生えさせてもいいし、隣の彼の力を借りてでもいいから、本当の恋を芽生えさせて、いい女に仕上げるってのも出来ると思うんだけどな。ホントにもったいないな。おはなしってさ、造り手が冷めちゃだめよ。もちょっと頑張ってね。
は?これって私の彼氏?
世の中ではこれを痴話喧嘩と言います。 文字通り痴的な話、人に言えないような話かな。 でもね、生きていく中でこんな出来事はいくらでもあるのよ。それは、これからも有るっていうことよ。白雪さんにだってないとは言えないわ。お気を付けあそばせ。 絵が魅力的ね。瞳孔を黒く描写するって言うのは初めて見ました。細い線も滑らかで曲線に全然ためらいが無い。この先生相当出来る。
桃子について
凄い先生だな。wiki見てみるとこの作品99年の作品でそれまで86年から書いてなかったのね。でいきなり書いてこのクオリティ。設定の深さ なんとも言えないこのやきもき感、すれ違い度合い。偶然と必然の上手な組み合わせ。さすが大御所です。もっと読みたいな。
オトメの悩み
最後のお話、設定が凄いです。彼と会っている時だけフイルムから抜け出しているなんて……。そして上映会ではきっちりと写っている。彼に連絡がつかなかった理由もしっかりと練ってあり、よいプロットで仕上げられた作品ですね。でも切ないね。悲しいおはなし。
あの夏に会いたい
1、2作目、紀芳くん。堕ろせとも言わないし、海とも美香子とも別れるとも言わない。優しすぎる男かと思ったら、なんだよ。単に尻の軽い男じゃない!? 果てには妊娠三ヶ月だって? それで海と旅行? いい加減になさい。そして何より海も海だ。どうして最後抱かれたの? 馬鹿よバカ。イライラが止まらないよ。いい男の周太なんとかしなさい。恋するって……ホントに……何なんだろうね。

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男たちのウエディング・ウエディング
秀作ですね。読み応えのある作品が一杯でした。中でも記念日という作品がツボでした。30年も経ってるそんなカビの生えたような話に男っていつまでも執着するのね。最後に良いこと言ってたけどあれは本音じゃないな。迷いながら毎年来るのはもしかして会えるかもしれないって思ってるからでしょ。でもこの奥さんの秘密話が最高です。あの寒椿の所に行ったなんて。そこに彼が来たらサヨナラを言うつもりだったって? なんて甲斐甲斐しい乙女なの。お父さんこの人を選んで良かったのよ。
あたし,時計
時計台の二人は、駆け落ちした二人だったの? 駆け落ちはこのムラでは大罪だったの? そしてお姉さんは同じ間違いを起こした人だったの? そしてあの子は? 何作かこの先生の作品を読みましたがこの作品が初めて私の心に大きな引っかき傷を残しました。切ないよ……もしそうならば。
このおはなし嫌いでした。第一巻の半分くらい読んで主人公に嫌悪感を覚えてしまったからです。でも後作の「瑠璃」を呼んでから一度見てみようと思って読みました。時事ネタ、モータースポーツ、恋愛、家族の確執、犯罪。他。それらが驚くほど高密度に詰め込まれたすごい作品でした。哀しい部分も多くあり、身につまされることも多々ありました。でもね、いろんな人が亡くなったけど、主人公が何を探していてそれを捕まえられたのかどうかもわからなかったけど、最後の最後にサコが婚約者を紹介できたのは本当に良かった。お相手も本当にいい人で。でもそれだけでは足りないの。純子さんもサコさんもそして、出演者みんな幸せになって欲しい。
幸せ番地0丁目
これは斬新と言うか新鮮な視点ね。人間生きている中で様々なドラマがあります。生誕もそうですし、初恋、初体験、結婚、出産そして最後のドラマは「死」です。私はお話の中心に「死」をおくドラマは好きではありません。誰だって感情移入してしまうし、誰だって泣いてしまうのです。でもこのお話は「死」の中に一筋の光を見せている。死は完結ではないと言ってくれている。まったく別の意味での涙を生んでくれました。良作です。
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