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『少女の繭』のレビュー

1.この作品を知ったきっかけは? 以前、怖い漫画を探していて『母と姉』を読んだので、同じ作者の作品を読もうと思いました。  2.この作品も怖いのか? 月並みですが「女は怖い」と感じました。女性の美醜に絡めた恐怖のモチーフは楳図かずお先生が『おろち』や『恐怖』の中で多用されていましたが、この作品では特に際立っておどろおどろしいものものは出てこず、比較的淡々としていて、乾いた恐怖感が強いように感じました。 3.ブスという言葉の重み 第1話の表題「ブス」って、有毒性の強いトリカブトの根を意味するのだそうです。そうだとすると、岩手県の志波三山の一角に毒ヶ森という山がありますが、宮沢賢治さんが「ぶすがもり」と呼んでいたのも頷けるような気がします。主役二人の心に毒があったのなら、二人とも「ブス」だったんでしょうか?  4.目が合図 作中のハイライトシーンで、主人公の目の描き方に大きな変化が表れ、「ここから何か始まるよ」とワクワクさせてくれます。この作者は『母と姉』のなかで、鼻を描かないことによって恐怖を増幅していたと思うのですが、この作品ではやはり心のありようを映し出す「目」を活用していたのではないでしょうか? 5.心理描写の深み 愛情を振り向ける相手が女性同士である点にあまり疑問を持たせない展開の中で、愛情の根源に「優越感」があったり、ストーカーまがいの「押し付け感」があったり、更には憎しみと併存していたりしますが、これらの心のありようを実に深く、でもサラっと描いているのが、この作品の魅力ではないでしょうか?
2023年8月15日
めちゃくちゃ面白い
2023年2月22日
まるで吉屋信子先生の花物語のような展開。 花物語は、上巻においては綺麗な話が続いていたが、下巻になると現実の辛さをあえて書く話が増えていった。 この漫画は最初からダークサイドの話が全開で読みごたえがある。 15年ほどまえの百合ブームの時は、このような漫画が多数つくられていた。 それに近い気がする。
2022年2月13日
共感する!とは言いづらい内容だけど、誰しも多少は身に覚えのある、あるいは自分でも何なのか分からない複雑な感情を 短いストーリーの中で見事に言語化されている作品だと思います。 分かりやすいお話が好きな方には向かないかもしれません。
2022年2月8日
すごい作者さんに出会ってしまった! どのお話も深く考えさせられます。人の気持ちの奥底にあるものを見せられているようで。。。う~ん。
2021年11月28日
いいんだけど、無意味にずーっと歪んでる感じがなー。調子が同じでね、
2021年11月23日
素直に面白かったです。百合系はあまり読みませんが、こちらはあっという間に読み終えました。
2021年10月26日
百合は興味ないけど面白い。
2021年9月30日
心情の機微、ささいなささくれ、言語化しにくい複雑な気持ち……冬虫カイコさんの作品が大好きです。 完結だと分かっているのに、どの作品もついつい続きがほしくなります。 続きでも他の作品でもいいので、ぜひぜひ今後ともお願いします。
2021年6月22日
思春期の上手く言葉に出来ないグチャグチャした黒い感情が凄く上手に描かれていてとても良かったです。 曖昧だった気持ちに答えが見つかってしまった時のどうしようもなさや、人間関係の中の優越感の崩壊。表情や間合いからそういったものが凄く伝わって来て、ヒシヒシと冷えた空気感が最高でした。
2021年6月20日
ほの暗くて冷たい漫画。面白ろかったです。
2021年6月17日
変な例えではあるが、メンタルクリニックに来る患者さんの半数は自分のストレスの原因が分からないそうだ。 自分の事は自分自身が一番分かっているはずなのに、心の奥底にはまだまだ自分も気が付いていない感情があるのだろう。 この漫画は、すべて一話完結のショートストーリーだが、少女の心の表と裏を描いているのが共通点。 愛憎は表皮一体と言うけれど、まさにその心の機微を繊細に描いている秀作だと思う。
2021年6月8日
おもしろいです! ひきこまれました。オススメです!
2021年6月7日
青春の独特な感覚というか世界観がひりひりと伝わってくる感じです
2021年5月18日
あるある… と思える日常の中に潜む闇というか影というか… そういうのをあぶりだすのが上手な作家さんだと思います。
2021年3月19日
女の子の醜い感情をとても上手く表現してくれてる
2021年1月12日
主人公の性格が陰険すぎて気分が悪くなる作品だけど、ここ見るとこれに共感している人が結構いるのが怖いなぁ。世の中そんな人ばかりじゃないと思うし少なくとも自分は全く共感できなかった。
2020年9月17日
深い話だな。
2020年7月16日
わかる。わかるけどわかりたくない。目を背けたい事実を、見せられてしまったというか、見てしまったというか、とても複雑な気持ちです。沼のようにひきずりこまれる恐ろしい魅力を持った作品です。
2020年7月15日
さらっと読めました。
2020年6月28日
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