『朋友』のレビュー
みなもと太郎先生、思い切り台無しにして下さり有難うございます。もう笑うしかありません。
2023年7月1日
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作画グループの中核を担った三人、通称トリオ・ザ・サクガの合同短編集。まずは聖悠紀、画が洗練され演出もスタイリッシュ。細かな部分にも目配りされており、名を遺せる人は若い時分からこうした作品が描けるのだな…としみじみ。次がまぜき伸伍(ばばよしあき)、この人の作品は初めて読んだ。よく見ると絵に生硬さがあり、技術でそれを乗り越えることは難しそうでだからこののち筆を折ったのかと、推し量る。もっとも本人に悲壮感は無かったらしいが、しかしこのドラマ作りは本当に見事で、早い見切りが何とも惜しい。そしてみなもと太郎、前の二人を継いで、詩情有る始まりをした作品がすぐ台無しw この場面が冒頭に有るのって［Air/まごころを君に］とこれだけなんじゃないかな。でももちろんそれだけじゃなく、ちゃんとファンタジックを成立させた作品も描くところが憎い。それにしても半世紀以上、自分が生まれるより昔に描かれた漫画がここまで楽しめるとは予想外。ずいぶん前、古本屋に作画グループの単行本が山と積んであって、迷った末に買わなかった事を思い出してちょっと後悔した。
2022年3月3日
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作画グループの作品が好きで「時の狩人」「銀河を継ぐ者」
「ベレヌスのロビン」の単行本も持っています。
それ以前の活動（作品）を読めると思ってなかったので感激！
昭和40年代の雰囲気満載で、50年代以降しかわからない私でも
懐かしさいっぱいになりました。
ばば氏が亡くなられて作画グループが解散してしまったのが
残念です。
2019年4月30日
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