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『悪魔の十三夜 愛蔵版』のレビュー

曽祢まさこさんのホラーって子供の頃から苦手で、ずっと避けてきました。この怖さで少女漫画誌に載せるのかぁ、って驚いた記憶もあります。本作も子供の頃に1話で断念して、大人になっても読む気はサラサラなかったんですが、とある電子書籍サイトで「姉妹みんなに買ってあげたら、みんな絶賛してくれた」というどなたかのレビューを読んで、俄然読みたくなったのです(いつものパターン・・・あ、どうでもいい情報ですスンマセンw)。それに子供の頃読めばトラウマレベルの怖い話でも、大人になった今なら大丈夫!と謎の自信で自分を納得させました。結果・・・グイグイ引き込まれて、一気に読破しました。すごかったです・・・いろいろと考えさせられましたし、とにかくせつない!やるせない!ハピエンを期待しても、やっぱりコッテコテの曽祢センセ風ダークカラーENDに仕上がってました(BADエンドではないです)。そうだよね・・・しょーがないよね・・・という感じだったので、読者としては納得のいく終わり方でしたが、せめて意中のあの人と(「人外でも僕は一向にかまわないよ!」的に)一緒に歩む人生であってほしかった!そこだけがマイナスポイントです。内容が内容なので、すべての人にはオススメしませんが、ハピエンじゃなくても納得できる方、ホラーやミステリーがお好きな方には胸を張ってオススメできます。赤川左岸さんや恋煩シビトさんが大好きな私のルーツって、曽祢まさこさんにあったんだなって気付きました。気になる方はぜひそちらの著作もどうぞ。そういえばこのジャンルって、欧米なら吸血鬼やゾンビだけど、中華ならキョンシーか・・・日本なら鬼かな?あまりここまで普通の生きた人間と同じように生活し続ける話って聞かない気がします。この作品を皮切りに、曽祢さん作品ほぼコンプしました。主に日本を舞台にした呪いシリーズも好きですが、個人的にはセンセの描く欧米の雰囲気がすごく好きなので、こんなに過去作品を無料で楽しめるスキマサイトさんには感謝しかありません。本当にありがとうございます。
ネタバレを含みます
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2023年12月1日
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