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『ジパングナイト』のレビュー

この人、本当に上手いね。その上手いというのは作品の中にあるホラーが単に異形な化け物が暴れまわるスラッシャーホラーに限らず当時の社会でブームになっていた事が引き起こす弊害や人間が抱える闇や弱さの部分を描いたホラー系の話もかけるから、ホラー漫画家としては本当に上手いよ。まあ残念なのは、この人の知名度が他のホラー漫画家と比べると『マイナー』『アンダーグラウンド』になってしまう事だけど、この人は「その独特のホラーに隠された怖さ」を理解できる人には「上手い!」って思わせるだろうね。かくいう俺もこの人が描く独特のホラーが隠された怖さを理解できるから、その怖さが何たるかがわかる。で、この『ジパングナイト』は単なるホラーというよりも人間社会の歪な面、ブームの功績と弊害、人間が抱える闇と弱さの面を描いた作品だと思うね。うん。
2024年10月10日
95〜97年に描かれた短編9作。90年代以降の絵はやや苦手なのですが、この短編集はギャグとホラーが丁度いい塩梅で、ストーリーも良い話が多い。◆グロさが際立つのは「この子はだぁれ?」。ある若い女が目覚めると隣に見知らぬ不気味な赤ん坊。母性愛に目覚めお乳を与え育てるのですが、ある日突然ウジ虫を大量嘔吐!その描写はまるでべ○ースターラーメンのよう…。さらに授乳中に乳首を吸いちぎり、乳首からまたもウジ虫!◆その他、詰め込み教育で頭が巨大化してとうとう脳みそだけになってしまう「福助くん」。環境問題と山の神を絡めた切ない怪作「愛しのゴンゴ」など。◆#1ねずみ少女 #2死神先生 #3うしろの正面 #4のっぺらぼう #5福助くん #6この子はだぁれ? #7鬼婆 #8愛しのゴンゴ #9少年死組
2020年5月15日
子供の頃にお前は3日後に死ぬのだとか描いてあるの読んで怯えたよな
2017年7月26日
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