『綿の国星』のレビュー
感性溢れる、子猫の見る世界
30年以上前の名作少女マンガです。
いつか人間になれると信じているチビ猫の、
感性豊かな考え、発見、遊び心が胸をくすぐります。
擬人化されて登場する猫たちは自由気ままに生きているように見えますが、
皆、悲しみや切なさを抱えて精一杯生きています。
その絵世界は繊細で美しく、ファンタジックで
今見ても、瑞々しく新鮮です。
作者の大島弓子さんは、沢山の短編を描いていて
そのどれもすばらしい作品ばかりです。
是非読んでみて下さい。
2016年12月16日
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