あれ、レビューがまだゼロですが人気ないのかな?いい意味でバカバカしい作品で、これ好きです。秋田書店から出た描きおろし長編の単行本。◆主人公姉弟の住む隣の洋館に怪しげな夫婦が引っ越して来た。それ以来、連続誘拐事件、殺人事件、爆発して溶ける死体など怪奇現象が続発する。ある日とうとう姉弟は洋館の地下室に囚われてしまう。◆と、色々あった前半から変わって後半はスピード感あふれる展開。ぶぼんぼ!どぼどど!びぶんび!ナゾの叫び声をあげ襲いかかる悪魔たち。ひえー!うぎゃー!あわわ!がちがち…逃げる姉弟。セリフがほぼお互いの叫び声だけで話が進みます。そしてなぜか頼りになるしっかりものの弟。最後は燃えさかる洋館を前に「ふふっ、あたしたち悪魔を退治したのね! は〜ははははっ!!」高笑いの二人なのでした。