『ステイルメイト』:手段の目的化からの目的の手段化みたいな,ある意味すごく身につまされる話。理由も意味も不明確なまま,ただ「今までこうやってきたから」というだけで続いている何の生産性もない仕事,周りを見るとたくさんある(それを指摘すると「それを仕事として生活してる人がいるんだからそんなこと言うな」みたいなことを言うやつがいたりするけど)。最後の皮肉の利いた終わり方まで含めて良い話だった。ただ一点,ツカサの職業に納得感が薄かった。建築家的な職業じゃないのか……。▼
『ミリオの空』:道具立てはよくあるパターンなのに,かなり難解な話。"Don't think, feel" の精神で受け取るべき話だとは思う。まあ思春期の子どものいる父子家庭って難しい。