「この世は君の都合のいいようにできている」自らを“獏”と名乗る不思議な少女・いのると共に、修平は夢迷宮の中へ…!もし自分が思う通りに世界を変えることができたなら…? 新しい環境に馴染めず、クラスだけでなく中学時代の友だちからも疎外感を感じていた修平。彼は小さい頃から兄の婚約者・夏乃に淡い恋心を抱いたまま、その気持ちを誰にも言えないでいた。そんな修平にいのるは「ここは夢の中で、君は何度も繰り返し同じ夢を見てるんだ」と言う。なにが修平をこの夢に繋ぎ止めているのか? “夢”を思い通りにするため、修平は自ら変わろうと動き出す。